「普通に面白い大河ドラマの中編」デューン 砂の惑星 PART2 北川賢一さんの映画レビュー(感想・評価)
普通に面白い大河ドラマの中編
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完結編が観たくなる普通に面白い大河ドラマでした。
異世界に身をゆだね、戦慄と冒険を楽しみました。
ヒーローがサンドワームを乗りこなしたあたりから、各登場人物に感情移入出来るようになり。レジスタンスを応援していました。
物語は二重構造でそれぞれの層の人々の思惑が交錯します。日本の公家と武家の社会とみなせば難しくありません。
良いところは荒涼とした砂の大地です。砂の民なので地球のアラブ・イスラム風装束が合います。母の狂った愛、ヒロインの愛憎、ヒーローの変容が良かったです。
残念なところは、宇宙船の星への突入・巨大闘技場の観衆がCG丸出しなのと、群衆の戦いが前作同様にマクロで分かりにくく白けてしまうことです。監督とスタッフがこの分野は不得手なのかもしれません。
レベッカ・ファーガソンさんは今が最高だと思います。映画の良し悪しには無関係ですが、早くからベールで隠されたのは残念です。
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