「UHDは買おうと思える映画でした。」デューン 砂の惑星 PART2 idwebさんの映画レビュー(感想・評価)
UHDは買おうと思える映画でした。
以下ネタバレ
「デューン 砂の惑星PART1」は
デヴィット・リンチ版より映像は美しいけれど、
戦闘シールードの表現やサンドワームは
デヴィット・リンチ版の方が
センス・オブ・ワンダー感あるなと思っておりましたので、
「デューン 砂の惑星PART2」は
デヴィット・リンチ版より面白い要素あるかしら?・・な
鑑賞態度で鑑賞しました。
「PART1」で超カッコよかったオーニソプターは
すでに知ってる機体(存在)になってしまっていたので驚きはなく、
サンドワームの驚きは
デヴィット・リンチ版で初めてみた時の驚き以上の驚きがなかったため、
今回の
「デューン 砂の惑星PART2」も
デヴィット・リンチ版より映像は美しいけれど、
センス・オブ・ワンダー感なかったな・・・と
思いました。
「デューン 砂の惑星PART2」の前半で
フレメンたちが敵を倒した際、
冷却水のために敵の水分を回収したり、
仲間の水分を地下に貯めたりする描写は
デヴィット・リンチ版より緊張感あるなと
思いましたが、
フレメンたちがレーザー兵器や地雷で
スパイス採取マシンをあっという間に破壊してしまうのは
緊張感がなかったので、
もうちょっと砂の惑星の住人ならではの
砂戦闘バトルアイデアが見たかったなと思いました。
(砂の中で待ち伏せする作戦も砂アイデアだとは思いますが・・・)
ハルコネン一味や皇帝が
「PART1」より存在感が軽くなってたのと、
終盤でチャニが感情表現多めになってくるのが
少し急ぎ足感あるなと思いつつ、
「PART3」あるかもなしれないよ!!という
チャニの表情で終わるラストシーンよりも、
景色が壮大なSF映画ならではの
壮大なデューンの景色で絞めてほしかったなと
思いました。
デヴィット・リンチ版で表現された
音声兵器やブロックシールドなどの
地球文明とは違う戦闘シーンが
体験できなかったのは残念でしたが、
デヴィット・リンチ版より砂の映像は美しいし、
砂の景色を眺める環境映像としては素敵だったので
UHDは買おうと思える映画でした。
そしてデヴィット・リンチ版をBlu-rayで
また見てみようと思える映画でした。