「長回し必見」MIRRORLIAR FILMS Season2 くりんさんの映画レビュー(感想・評価)
長回し必見
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それぞれ15分以内の短編映画9作品。
俳優さん達が監督をした作品も興味深かったし、9編どの作品も楽しめたが、大トリの三島監督作品が見応えがあり圧巻だった。
監督や監督の母親が思い入れのある洋食店の閉店をきっかけにその記録を残そうとした監督の私小説的作品らしい。
35年間店と共に歴史を積み重ねてきたシェフ役の佐藤浩市さんが自分の歴史を語りながら大阪堂島の街を歩く、時には走る。
それを11分強の長回しで撮影している。最後に橋の上からシェフが見る、白みはじめているがまだ夜が明けきっていない街の景色。この時間帯のこの明るさを撮りたくて撮影時間にもこだわっているという。
最初脚本を見たときにこれを撮るのは無理だろうと思ったという佐藤浩市さんが、撮り終わったときには「映画の神様いたね」と言ったという、その映像を是非確認してみてほしい。
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