劇場公開日 2022年1月29日

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「共産主義時代のハンガリーを垣間見る」アウトサイダー(1981) kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0共産主義時代のハンガリーを垣間見る

2024年11月4日
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鑑賞方法:映画館

どんな話なのか、誰が監督で誰が出演しているのかも知らないまま観ることを決める映画がある。単純に上映時間が都合のいい場合だ。本作がそうだった。しかもコッポラの「アウトサイダー」のコンプリート・ノベルなるバージョンの公開が数週間後に控えていたので完全に勘違いしてしまった。冒頭の映像を観て、間違えた!と悟った。そんな経験は初めてかもしれない。
それでも面白いことを期待しながら観ることにしたが、やや難しかった。そもそもかなり昔の映画だし、とてもアーティスティックだ。得意なタイプの映画ではない。これという事件は起きないし、基本的に主人公と誰かが2人で会話するシーンがメイン。職が安定しないし、社会に馴染めないけど、女性とは縁がある主人公がなかなか辛い思いをする物語。共産主義時代のハンガリーの状況を垣間見るという意味以外に魅力を見出すことはできなかった。
やはり、観る映画を決めるときにはちゃんと情報を見ないといけない。

kenshuchu