「遺作」海を待ちながら masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
遺作
フドイラザーノフの遺作です。
タジキスタンで産まれ、26でメジャーデビュー。49でドイツで亡くなったとか、ほんと勿体無い才能。
私は今回の再発見上映で発見し四本見ました。
(しかしまだ名前をちゃんと覚えられない)ダメ人間への優しい眼差しはかわらないけど初期の3本に比べシリアスな印象あります。
亡き妻の妹の直線的愛情とかカラックスみたいだったし、干上がりつつある湖と船の関係はやっぱり宗教感じるし、自然への畏怖ですわね。美術も撮影も素晴らしく私の好き要素満載。
やっぱり内戦とか死を身近に感じ、どうにもならない自然の力に直面した人しか描けないリアリティ有りながらのファンタジー、、タジキスタンの風景が彼の作品でやはり非常に重要なんだとつくづく思う。
どうやらこの後日本未公開の「スーツ」が公開されるみたいで楽しみ。未公開はあと一本!
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