劇場公開日 2022年4月1日

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「別の日、真奈の勤め先のレストランの店長(光石研)の訃報が入る。 なんだこの物語は? ミステリーかサスペンスなのかな? そのまま物語は続く。」やがて海へと届く ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0別の日、真奈の勤め先のレストランの店長(光石研)の訃報が入る。 なんだこの物語は? ミステリーかサスペンスなのかな? そのまま物語は続く。

2024年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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動画配信で映画「やがて海へと届く」を見た。

劇場公開日:2022年4月1日

2022年製作/126分/PG12/日本
配給:ビターズ・エンド

岸井ゆきの30才
浜辺美波22才
杉野遥亮
中崎敏
鶴田真由
中嶋朋子
新谷ゆづみ
光石研

この映画を見てみようと思ったのは、
偶々、Youtubeで予告編を見たからだ。

浜辺美波のことは「君の膵臓をたべたい」(2017)で知ったのだが、
これはオレが見る2本目の浜辺美波出演映画である。

岸井ゆきのという女優は認知していなかった。
だが、出演作を見てみると、門脇麦主演の「二重生活」(2016)がある。
見た作品なのだが岸井ゆきのを見た印象記憶がない。

おそらく浜辺美波よりも芸歴は長く、出演作も多いと思う。
30才で大学1年生を演じられるのだから比較的童顔である。

真奈(岸井ゆきの)とすみれ(浜辺美波)は大学の新入生歓迎コンパの勧誘の場面で初めて出会う。

酔った真奈をすみれが介抱する。
その日から2人は親友同士になったように思う。

2人の日々の会話劇が続く。

しかし、すみれはいつしか行方不明になったようだ。
詳細は判らない。

わからないまま物語は進む。

すみれのボーイフレンド(杉野遥亮)とすみれの実家を訪れた真奈。
そこにはすみれの遺影と位牌。
すみれは亡くなったのか?

別の日、真奈の勤め先のレストランの店長(光石研)の訃報が入る。

なんだこの物語は?
ミステリーかサスペンスなのかな?

そのまま物語は続く。

真奈は勤め先の同僚のコック(中崎敏)と震災のあった町を訪れた。

どうもすみれは一人旅の旅先で津波に巻き込まれて行方不明になり、
亡くなったと推測されていた。

この場面から先はずっと大事な人を失った真奈のせつない気持ちがラストまで描かれる。

原作の小説と、この映画の制作意図はわからない。

印象的ないい映画だと思った。
岸井ゆきのという女優も今回大きく印象に残った。

満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

ドン・チャック