「「人の死」とは」やがて海へと届く あおねるさんの映画レビュー(感想・評価)
「人の死」とは
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この作品では、大切な親友のすみれが震災で帰らぬ人となった現実を受け入れられず行き場のない喪失感に襲われながらも、周りの人々がすみれの死を受け入れていることに深い憤りと悲しみを覚える真奈の視点。後半では真奈の知らないすみれの最期までの視点が描かれています。
大切な人の死を受け入れることは誰にとっても簡単なことではありません。確証のない死は余計に、まだどこかで生きていると信じたくなります。
私も実際に東日本大震災を経験した身として「帰ってこない=死」だと受け入れることは表現しようのない悲しみだと思いました。
けれどどんなに悲しくとも、その大切な誰かは残された人たちの思い出の中で生き続けています。
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