「映画紹介に騙されないようにしてください」やがて海へと届く グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
映画紹介に騙されないようにしてください
・一人旅に出たまま突然姿を消してしまう。
・ビデオカメラに残されていたのはすみれの秘密だった
上記のような映画紹介に「ほう、面白そうだな」と思って見てたら、ウソというか、そう説明できないこともない。
というだけのことでした、なーんだ。
血液型診断や占いと同じです。
繊細な感性 神経質
大胆不敵 鈍感、無神経
一本気 短絡的
直情型 無鉄砲
気配り 空気読みすぎ
モノは言いようですね。
主演女優お二人が綺麗だし、表現が上手だし、アップの多用でとても近しく思えるし…
女優を愛でる。そういう映画だと思えば良い映画です。
あの重いテーマをこういう形で表すことの意義とか狙いが丸っきり伝わってこないので、終盤からは困惑して何を見ればいいのか分からなくなりました。
分かりづらい映画だと思いました。難解、と言うのではなく、どうしてこうしちゃったの?という感想です。グレシャムさんがreo13さんにコメントされた、監督が自分のこだわりを優先したのかも、という解釈に同意見です。
光石研さんが、監督の言いたいことを強調するためだけの存在で、店長としてはいかがなものか、というキャラクターだったのも残念でした。
おっしゃるとおり。予告や紹介で「浜辺美波が突然姿を消す。→カメラに残されていたのは岸井ゆきのが知らなかった浜辺美波の秘密だった」なんてくれば当然ミステリーだと思う。最初から予告で「喪失→心の空白→再生の物語だ」と言ってくれても充分人が入る良い映画。 主演2人を見るのが私の目的だから内容なんか何でも満足するはずなのに、終わってから何か騙されたような不満感が残った。