ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
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終わってからも戦争は続く。
終戦時、硫黄島にいたニノが、実は満州にいてソ連の捕虜になってたのかぁ〜。なんてね。
これ実話が元の話だったんですね。本当にシベリアに抑留されて10年以上も?あんな寒い所でずっと労働なんて無理〜!逃げたくなっちゃうし、死にたくもなっちゃうよな。途中、帰国できそうになって、こりゃ何にかあるなと思っていたら案の定。
それにしても山本さん、かなり変な人だと思う。だってシベリアに連れて行かれる貨車の中でアメリカの曲を歌ってんだよ。いくらいい曲でも敵国の曲だよ。周りの人間はイラッとするでしょ。それからのブレない生き様がカッコいい。人の生きる理由とは?自分の哲学を信じて貫き通す。本当に凄い。自分としては周囲とぶつからない様にしたくなるはずなので、松坂桃李君演じる松田の目線に大共感でした。他にも出てくる人達は皆んな重要な存在。最初は軍隊らしい縦社会の人達がジワジワ変化していく。
ちょっとお涙頂戴的な流れだったので、ウルウルしない様に頑張って観てましたが、北川景子演じるモジミが旦那を待ち続けるシーンになるたびにウルッ。長い時間を2時間ほどに詰め込んでいるので、少し違和感があったのと、ワンコのクロの存在の必要性が疑問でした。
とにかく戦争はやらない方がいいよ。
泣けた!
【大号泣】愛を信じて、仲間と戦った、山本幡男の壮絶な人生!!
原作は未読です。
【山本幡男役】二宮和也君の熱演に心を打たれました。日本アカデミー賞・主演男優賞は確定です。
【山本モジミ役】北川景子さんの、凛とした中に秘めた優しさの演技が愛しかったです。主演女優賞も確定です。
また、松坂桃李君を始め、脇を固める俳優陣も適材適所で最高の演技を魅せてくれました。
一部に俳優陣が若すぎるとか、綺麗すぎるとか、そんな理不尽な理由でこの作品を否定するのは理解し難いです。
原作タイトルは『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』なので、私は覚悟して鑑賞に望みました。
本編は、瀬々敬久監督のストレートな演出が光り、随所にお涙頂戴的な演出もありますが、エンターテインメントなので許容範囲です。
私の鑑賞した上映会場は(私を含め)すすり泣く人多数でしたが、私は呼吸困難を起こすかと思うくらい号泣でした。
テーマは重すぎて、デートムービーには向いてないですが、絶望だけではなく、希望も描かれているので、たくさんの方々の眼に触れて欲しいです。
そして、後世に語り継ぐ使命が私たちにはあると思います。
『二宮和也』と「手紙」とのかかわりについて
冒頭、「事実を基にした物語り」であるとの提示が。
原作は『辺見じゅん』による
〔収容所(ラーゲリ)から来た遺書〕で
「大宅賞」と「講談社ノンフィクション賞」のダブル受賞と聞く。
映画化にあたってのタイトル変更は
そのままだと主人公が帰国できるかも
との、サスペンスの一つの可能性を潰してしまうことから
これはある種の見識であると思われ。
自分達の世代に照らし合わせれば、
小学校の教師に一人シベリアの抑留者が、
また実際に戦地に赴いた人も一人居た。
肉親でも、
叔父は「満蒙開拓」に行っていたし、
父親は軍属ではないものの南方に派遣されていた。
現地でマラリアにも罹り、
戦後暫くして幽鬼のような姿で帰国した際には
母親(つまり私の祖母だが)に
抱きつかれおいおいと泣かれたと話していたことを思い出す。
安堵とその身体のあまりの情けなさが
ない交ぜになった感情の発露だったのだろうが、
そうしたことがまだまだ身近に有った時代。
主人公は実在の人物で
望郷の念虚しく、シベリアの地で没す。
そこでの艱難の日々に描写は多くの抑留者と同様且つ
幾つかの他作品やドキュメンタリーでも
触れることはできるので、既視感には溢れている。
ただ彼が自身の希望を無くさぬため、
或いは周囲を鼓舞するために取る態度は
信念に満ち溢れ、次第に多くの人々を感化。
それが終章での「遺書」に繋がる。
戦後十二年も経ってから、
しかも厳しい監視の中をかいくぐり
どのような方法で六通(劇中では四通)の遺書をシベリア帰還者達は
遺族の元に届けたのか?
それがもう一つのサスペンス。
兎に角、脚本の出来が素晴らしい。
先に挙げた収容所での日々はやや冗長にも映るが、
主要な登場人物達と『山本幡男(二宮和也)』との関係性を示す重要なパート。
何故多くの仲間達がそれほど彼を慕ったのか、
そして労力を払ってまで、遺書を届けようとしたのかの。
主人公以外で鍵となる四人の性格と背景をしっかり作り込み、
役目を全うすべき理由を付与。
各人と遺書の内容が綿密に絡み合い、
遺族、とりわけ『山本』の妻『モジミ(北川景子)』と対峙するシーンでの落涙は必至。
また役者の起用も
『松坂桃李』は長回しにも耐え得る安定感のある演技、
『安田顕』であれば燻し銀のような渋さの光る演技、
『桐谷健太』には感情が爆発する演技、
『中島健人』の天真爛漫さが冴える演技、と
適材適所が嵌っている。
まさに映画は
監督・脚本・俳優の三位が揃った時に完遂される総合芸術との醍醐味を
存分に堪能させてくれる一本。
『二宮和也』の極限状態での「手紙」とのかかわりは
〔硫黄島からの手紙(2006年)〕に次いで二度目かと
(奇しくも、そこでも「一等兵」役)。
その時の演技でも
『クリント・イーストウッド』が彼を起用した慧眼に刮目したわけだが、
本作では更に磨きがかかり。
希望を持ち、絶望し、しかし
最後は諦念に達し筆を執る。
その一連の流れの表情にこそ
彼の真価が発揮され、
なんとも素晴らしい。
ただの「悲しい映画」ではない
生きる希望と道義
【リアル主人公と仲間たち&原作は星5つ満点】だが率直にいうと普通の作品。
イヤイヤ山本幡男さんと仲間達の意気や良し。満点。相違ない
その物語を紡ぎ出した原作も満点。星5【明日Amazonで原作届く】
ただ本作【泣かせどころ】は良いのだが
個人的な感想としては 良いところ、悪い所が極端で、星は平均点。【あくまで個人的】
最後の仲間達の心意気には胸打たれた。それは認める。素晴らしい。あっぱれだ!
【本作の良いところ】
・二宮和也 が好演。最後の病床の作り込みも素晴らしい。
・桐谷健太の、過去の栄光で威張り腐る、たかだか下士官の軍曹、桐谷さん力が入りすぎて
違和感MAXなのだが、逆に最後の【実はライバル強敵が、豹変、涙する】というクライマックスに向けての伏線十分
このあたりは、物語の王道中の王道で観客の心の琴線に触れ、素晴らしい
・中島健人の役の純粋さ と犬の🐕クロが物語の良いアクセントになっている。
・進行がスムーズで場面展開が良く、飽きさせない。
・主人公の婚約の場面の描写、海がCG使ってると思われるが美しい、実に美しい
・なんと言っても実在した山本幡男さんが、ケレン味のない誠実さ溢れる人物。
【本作のイマイチなところ】
・最初の満洲かなんかの、山本さんと妻子との別れがアッケラカンと不自然すぎる。「再会しよう❗️」じゃなくて、・・旦那、埋もれて身動き取れないんだから、後ろ髪引かれる思いが当たり前だろよ。往生際が悪いのが当たり前と思う。
・北川景子が、現在の女優でトップクラスの美人だとは認める。しかし人間の顔は時代により骨格が進化してるのだ。戦前の人で北川景子の顔、しかも今風の小綺麗なメイクはあまりにも不自然。「スパイの妻 蒼井優」を見習ってほしい。
・山本幡男さんの収容所での素晴らしい行動と信念がイマイチ伝わってこない。セリフが上滑り。
・野球の場面 甲子園=平安中学のはすが「平安商業」と架空の呼び名なのに、六大学野球のKOはそのまんま
明らかにイヤらしいKOのスタッフの学校宣伝洗脳。イヤらしいことこの上ない。仮に事実だとしても、そのセリフ要るか❓❓仮に原作にあったとしても「六大学の四番」でいいと思うぞ。スタッフさん。洗脳はやめてほしいと切に願う。
・よって安田顕の流暢に聞こえるロシア語も、鬱陶しいものだった。「ホントにそのセリフ要るかい❓」
・戦場の戦闘描写がチープ。
・ロシアの冬の労役の厳しさもイマイチ伝わらない、丸太運びもなんだか軽そうだし、「八甲田山」映画作品見てる人間からすると物足りない。
イヤイヤ、戦争映画だけはひたすら観まくっている経験値の人格のひねくれたジジイのワシからするとイマイチなのだ。
ただし、ワシ、有料パンフは勿論、クリアファイル、緑の筆入れみたいなマルチケース、ブックカバー等秀逸な
グッズは購入したこと報告します。有料パンフも出来が良い。善良な市民の方は、涙すること必至でございます。オススメ。
冒頭からずっと泣ける
4通の遺書を届けてくれてありがとう
後半の展開の美しさに息を呑んだ
2022.89本目
ドラマっぽいちょい過剰な演出や、戦場での緊迫感の少なさ?に斜に構えて見てしまう時もあったけど(特に犬の演出、音楽の演出、有名俳優ばかりでてるのも少し影響)
脚本も演者も素晴らしくて、多くの人に見てほしい作品だった。
知性に溢れ、どんな環境でも信念を忘れずに希望を持ち続け、周りの人々に影響を与え続けた山本の生き様に惚れたし、
しんちゃんや原さん、相沢さん、松田くんとの交流や友情が深まっていく様、終盤での遺書のくだりでは大号泣した。
「人間らしく生きるとは」等々、ハッとさせられる言葉も多かった。
クロに関しては、「それはないだろ」って思ってしまうところもあったけど、
パンフレット見てみたら、氷の上を走り海を泳いできたクロを船にひきあげるときの実際の写真が載っていて、「本当だったのか…!」と鳥肌がたった。
「頭の中の言葉は誰も奪うことはできない」という山本の言葉からしんちゃんが、みなが言葉を記憶して遺書を届けるという案を思いついたのがもう美しいし、
母を失った松田くんが、山本のお母様に向けた言葉を伝えたり、妻を失った相沢さんが奥さんへの言葉を伝えたり、流れとして美しくて素晴らしかった。
(結婚式でスピーチをする山本顕一役の寺尾さんは、93年の『ラーゲリから来た遺書』で山本幡男を演じた方だったんですね…!演者の作品への思い入れも強かっただろうし、振り返ってしみじみと、よかったなぁと思います)
中島健人等々若い俳優が活躍していて若い世代でもみる機会の多い作品になっているというのもそうだし、
最後の最後の演出で2022年の現代にまで繋げるという演出もそうだし、
若い世代にまでメッセージを伝えていきたいという強い気持ちを感じてとても良かった。
山本の伝えたかったことを、演者も含めた制作者の方達が「多くの人に伝えていこう」と一丸となったのだなと、伝わってくる作品だった。作品に対するリスペクトがあった。
嫌味なところやわざとらしい感じなく、平和について、考えさせられる映画だった。
パンフレットに、遺書の全文や、とても読みやすく書いてある史実と解説も載っていて、それも良かったです!
映画として中途半端な気がしました
実在のモデルの方がいるので悪くは言えないのですが・・・
実在のモデルの方がいるので作品を悪くは言えないのですが、はっきり言って話のバランスが悪いです。
〇主人公たちがどうしてあのような目にあったのか、社会的な背景がほとんど描かれていません。
(日ソ中立条約破棄後のソ連の参戦と朝鮮戦争についてごく簡単に触れてありましたが不十分では。中国東北部の状況(日本による鉄道支配とか満州国設立とかノハンモン事変とかソ連との対立関係とか)や冷戦の影響について説明が必要だったのでは。あと、日本の戦後の状況とか描くべきだったのでは。
〇その一方で、黒犬の扱いはありえないでしょう。意図はわかるけどリアリティがなさすぎて醒めてしまう。
〇10年たっても皆さん容姿が変わらないのに違和感あります。惨憺たる苦労したはずなのに。
主人公の奥さん役の北川景子さん、相変わらず綺麗ですね。ただ、綺麗のままで変わらないのはおかしいです。苦労したとは全然見えない。老け役嫌がったんですかね。役より自身の見た目を優先したのですかね・・・
ほかにも気に入らないことありますけど、実話ベースなのでこのくらいで・・・
製作は瀬々監督。やっぱり自分とは相性よくないです。点数は甘目です。
ニノは何やってもニノ
見てよかった!見ようか見まいか迷っていた作品
今回、この作品を見ようと思ったのはミセスの曲を聴いてからでした。
戦争ものに近しいのは、辛い描写や残酷なものが多いので見終わった後、感情を引きずってしまう私はみることを避けていました。
しかし、戦後のソ連による収容所の話は私の頭に情報が全くなかったので気になって見に行きました。
まず、言いましょう、終戦したのに約12年間も辛く苦しい日々を送っていた人々がいたことを忘れないで頂きたい。
てっきり、私は戦争中の話しか知らなかったので今回の映画でびっくりしたのと、なぜ今まで知らなかったんだという後悔?のような感情になりました。
ラーゲリー(収容所)に入ってからは、労働の統制を取るため、戦争時日本兵の中で、上の位にいた人を監督とし、一等兵はずっと働かされていました。
渡される1日の食料は、黒パン(現在でいう食パン一枚)とかゆ少量のみ。耳が多い部分をもらったひとは幸運なことでした。みみの硬い部分は腹持ちが良いためです。しかしながら、それも上の位の人に無理やり交換されたりしていて…労働しない人が食うな!って見ながら思いました。
山本さんは、同義を忘れない人そしてまごころを忘れない人。日本人なら鏡とは正にこの人を言うんだろうなと感じました。
そして、妻のモジミさん、信じて待ち続ける姿はとても強かった。戦争当時は女が家・家族を守るのが第一夫と別れた後も1年くらいは満州を出れなかったみたいですから、今の人には考えられないような境地を掻い潜ってきたと思います。
本当はいっぱい書きたいけど、感情がまとまらない!とりあえず見てきてほしい!お願いです!終戦後のごたごたに巻き込まれてしまった人々がいたことを。
ラーゲリーより愛を込めて
この世のあらゆる生物は、計り知れないものを宿している人もまた然り
希望が無ければ生きていけない‼️❓何者も希望を奪うことは出来ない‼️❓
絶望の淵に立たされてながらも、人のことを気遣う人たち、これが実話。
どんな時も希望を捨てず、明るく、みんなを鼓舞する主人公。
生きるだけでも大変なのに、遺書を命懸けで護り伝える人達。
二宮の祖父はシベリアに四年抑留されたそうだ、この映画こそ宿命なのだ。
この映画で戦争の理不尽さ残忍さを痛感するとともに、日本人の優しさに心を打たれてました。
安田顕や松坂桃李やニノが最高の俳優であることを再認識しましたが、北川景子をはじめて名女優だと思いました、ダイゴが慟哭するはずです。
何度も泣いているうちに、いつのまにかエンドロールです、エンドロールが涙で霞んでみえました。
最高の映画でした🎞🎟🎬ありがとうございます😭
全ての日本人に是非。
予告の音楽に不安があったけど
途中で知ってるな、、、この話と気が付き、終わりも分かっていたのだけど、泣けるね、、、これは。
何ヶ所か嗚咽レベルでやばいな。
思っていた通りのストーリーなんだけど、6人の役者の演技にたまらないね。
中でもやっぱりヤスケンですね。ひとつの映画でカメレオンですね。
知識としてシベリア抑留は知ってるけど、ようやく理解できた感じがします。本当は11年ですから、2時間では理解出来ていないのだろうけど。
戦争関連の映画観ると、この方たちの未来が私たちなのだと思い知らされます。もちろん日本にも戦争犯罪はあったとしても、未来=私たちのために犯したことたのだと理解する必要がありますね。
エンディングで流れた曲は、予告の曲??
感じ方が全然違うので。
予告の曲では、お涙ちょーだい!感動強要って感じがしたけど、エンドロールではこの曲いいなと思いました。不思議。
最終コーナー回ってからの泣かせ方よw
133分あります。長いです。が、瀬々敬久作品としては、コレでも切った方かと。黙ってたら3時間にしちゃうでしょ?
と言う事で、冒頭から最初の収容所までは流して来ます。移動後からが真骨頂。個人的には、最近パッとせんなぁ、と感じていた二宮和也が渾身です。役者としての能力、全部引き出しました!な演出です。
でですよ。
場内、途中から、あちこちから鼻を啜り上げる音が聞こえて来る訳ですよ。ほんでもって、最終コーナーのクロですやん。もうね。大騒ぎですよ。
更に更に更に。
帰国後の安田顕の登場と来たもんだから、もー大変ですわ。皆さん、ちょーっと涙腺緩過ぎひん?泣き過ぎですやん。音、立てすぎですやん。あーコリャコリャ。
なんて事言いつつ。
安田顕にはヤラレマシタ。
もう30分あっても良かったので、冒頭部を丁寧にして欲しかったりしますがw
良かった。
普通に。
とにかく北川景子か美しい
希望が文字となり、文字が希望を伝える
予備知識なしで見たもんだから、ラスト30分は涙が止まらない。帰国後のシーンは、安田顕に松坂桃李でしょ。絶対、ヤバイよね。想像しただけで目が潤んでくるのに、実際にスクリーンに映し出されると、もうダメ、堤防が決壊したごとく涙が押し寄せてくる。
5万8千人が死亡したソ連によるシベリア抑留。実際の抑留者の証言からすると、実態はもっと過酷で残酷だったと思うが、国際法に反した非道な行為をソ連が行なっていたことは、十分に描かれている。
南京虫が巣食う棺桶のような営倉(懲罰房)は、想像するだけでぞっとする。肉体的にも精神的にも人間を追い詰める残酷な仕打ちだし、上官クラスの捕虜を使って下士官クラスの捕虜を間接支配する様子は、見ていて気分が悪い。
ニノは、相変わらず上手い。上手いなんて言ったら失礼にあたるね。傑出した俳優であることは間違いない。
ちょっと残念なのが、最後に説教臭さが出ちゃったとこ。こんなこと言われなくたって、山本幡男さんの思いは、痛いほど伝わっています。My edition ではカットしました。
蛇足を吹き飛ばすくらい、本編の出来栄えは、素晴らしい。過酷な環境において、わずかな楽しみが、かすかな希望が生きる力を与えてくれる。自分が、辛いときは山本さんの言葉をよりどころにします。
希望が文字となり、文字が希望を伝える。
生と死の狭間ラーゲリで、人間という存在の中にある闇と光を見た!
ラーゲリでは、人間の心に潜む「闇」の部分が露わになる
生き残るため捕虜たちは、
仲間を敵に売る、立場の弱い者を痛めつける、
食糧を奪う…
ソ連兵は無慈悲で残忍に、捕虜を家畜扱いする…
そんな、世界で人間のもつ「光」の部分を
見せ続けたのが山本さんだった
極限状態でも、人間としての尊厳を捨てない強さ
絶望しか見えない中で、希望を見失わない精神力
そこには、離れていても絶え間なく注がれる
家族への愛情があった…
そして、何よりこの作品が素晴らしかったのは
その山本さんのもつ人間としての「光」が、
少しずつ闇にのみ込まれていた人々の心を、
明るい方へと導いていくところ
「人間」って、捨てたもんじゃない…と思えた
泣きどころ満載!
なのに、犬まで登場させるってあざといよね
凍った海の上を走って、船を追いかけてくる犬なんてありえないーと、心の中で叫びつつも
号泣ー!!
まー、山本旗男役は二宮和也しか考えられないわ
彼の人柄的なところと、ぴったりはまってました
ただ一つ…
現在、ウクライナを侵攻しているロシアと
この作品でのソ連兵がリンクされ、
ロシア人ヘイトみたいにならなければいいなぁ…
と思いました
全515件中、441~460件目を表示