劇場公開日 2022年12月9日

ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価

全505件中、381~400件目を表示

5.0監督の手腕、演者の力の賜物

2022年12月13日
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泣ける

悲しい

幸せ

99%の人が泣いた!といった感動を全面に押し出した宣伝が嫌いで、今作も二の足を踏んでいた。ただ戦争、抑留といった、なかなか若い世代が足を運ばないであろう題材をあえて選び、若い人に人気の演者を当ててきたことに興味を持ち鑑賞した。 結果、瀬々敬久監督の力量を思い知る。オープニングこそ安っぽく感じたが、それ以降文句のない大作だ。劇伴もいい。ストーリーがシンプルな分、名もなき抑留者の方々をはじめ、演者の芝居が素晴らしい。安田顕の感情を殺した芝居、松坂桃李の引いた佇まい、桐谷健太のほとばしる生気。それを山本幡男氏の善性を体現した二宮和也が円く包み込む。 2時間強あるがまったくダレることなく、物語に引き込まれた。恥ずかしながら、肩を揺らすほど泣いてしまった。監督や演者、製作者の「伝えたい」の魂がこもっている。人に薦めたくなる秀作である。

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どんこ

4.0シベリア抑留の悲劇

2022年12月13日
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鑑賞方法:映画館

涙腺大崩壊のレビューを見て劇場へ来た。 終戦後も11年にわたってのシベリア抑留の不条理さは今のウクライナ侵攻にも繋がるのかもしれないね。やはりソ連と言う国は恐ろしい国、指導者の問題かもしれないな。 映画は、松坂桃李扮する戦場で卑怯者呼ばわりされた松田の眼を介する二宮和也扮する山本幡男と言う展開で始まった。シベリア抑留の悲劇は数々あれど、ソ連兵からならまだしもラーゲリ内で日本兵から乱暴を受ける事こそ全くもって絶望せざるを得ない環境だ。それでも山本幡男は何度も営倉行きをしながらも仲間に希望を説いて回った。大人しくしてれば寿命を縮める様な事にもならなかっただろうにと一部醒めた目で観ながらも後半はさすがにジワッと来たね。 俳優陣は皆頑張っていたのは素晴らしかったね。特に北川景子が良かったね。感服したよ。

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重

3.0絶望より愛を込めて

2022年12月13日
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 私は、誰に、何を遺せるのだろう。  凍てつく大地に、どれほどの絶望が、凍りついているんですかね。澄みわたる空は、答えてくれそうにもありません。  映画としては、全くひねらない作りなので、洋画好きには物足りないかも。戦争の狂気、ヒトのエゴや残忍性があまり描かれていないので、ちょっと単調かな。(この辺りに興味ある方は「サウルの息子」「サラの鍵」「カティンの森」をどうぞ。)  だが、それがいい。それだけでいい。この映画には、今の私達が、失いかけている何かが、あるような気がするから。  そもそも抑留ものは、このクニの負の記憶なので、エンタメ映画には不向き。と云うか、未だに凍土の下で眠る数えきれない絶望を、誰も知ろうとしない。私もね。それが、この実話と、あまたの役者さんの涙によって届けられました。後は、私達がどう受けとめるかです。細かいことは抜きにして、みんなで泣いてね。  永久凍土を融かすのは、ヒトがヒトを殺す業火なのか、それとも、ヒトがヒトを大切に想う情熱なのか、皆様は、どちらを選びます?。  噂レベルの報道ですが、凍てつく大地に、新しいラーゲリが造られているとか。無理やり国籍を変えさせられた方々が、黒海を超えて強制疎開させられたらしい。この噂が事実とすれば、本作を観た私達は、何ができるのだろう。  私は、誰に、何を遺すことができるのだろう。 「無言歌」  おそろしく空が蒼い映画です。澄みわたる空の下、ヒトは何ができるのか、何を想うのか?。ヒトにとって、ヒトは敵なのか?。マイナーな映画なので、視聴するのに苦労するかも知れませんが、併せご覧下さい。  追記  チャイニーズドラゴンって、いますよね。実はあのグループの創設メンバーに、多くの残留孤児の2世がいるそうです。もはや、残留孤児というワード自体、知らない方が多いはず。私が子供の頃、連日ニュースで聞いていた以来だから。その2世が、何故、血染めの半生を過ごすことになったのか。私は反社会グループを礼賛する気はありません。ただ、かつて大陸で何があったのか、戦争は終わっても、戦後に終わりはあるのか?。今なら映画を通して伝えることができるかも。描き方を間違えると、とんでもないバイオレンス映画になりますが、どなたか、挑戦してほしいテーマです。

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機動戦士・チャングム

4.5ひとりの抑留者のまっすぐな魂と愛。

2022年12月13日
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mami

4.5Soranji

2022年12月13日
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ブレミン

4.0予告編の作り方を学習して欲しい

2022年12月13日
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泣ける

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みき

3.5この映画の理不尽をもって今世界で起こっているならずものの暴挙を改めて許してはならないと憤った

2022年12月13日
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広島に被爆し、絶命の日本に戦後の利権はく奪のために和平条約を突如破棄して日本に宣戦布告、シベリア抑留という歴史上でも許しがたい蹂躙を受けた『シベリア抑留』。赤の暴挙であったとは片づけられない昨今のウクライナ侵攻。この映画の理不尽をもって今世界で起こっているならずものの暴挙を改めて許してはならないと憤った。安田顕さんと安定の松坂桃李さんの演技が深く刻む。

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masayoshi/uchida

5.0日本人捕虜の山本幡男さんの生き様を描いた作品です

2022年12月12日
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終戦後も、捕虜としてシベリア抑留された、山本幡男さんを描いたノンフィクションの映画作品です。 二宮 和也さんの演じる山本幡男さんの姿を通して、捕虜として生きることの辛さ、いつ殺されるか分からない恐怖、日本に残した家族に会いたいという想いが、大スクリーンから強烈に伝わってきました。 山本幡男さんは上級の士官では無く、「普通の兵隊さん」だったそうですが、この普通の人の感情を、二宮 和也さんが見事に好演しています。 上映終了後、私の両隣の観客はハンカチで目を押さえていました。 現在、ウクライナ、そしてロシアの両国の捕虜にも、山本幡男さんのように、歯を食いしばって生きようと、辛い毎日を送っている人がいるのでしょうか。 悲しみの映画ですが、山本幡男さんという人が居たことを知り得たので、この映画の鑑賞は貴重な体験でした。

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The_Winnie

4.0踏み込みの浅さが惜しい

2022年12月12日
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泣ける

悲しい

幸せ

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uz

4.0「ラ−ゲリより愛を込めて」を見て感じたこと

2022年12月12日
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泣ける

1 戦後ソ連に抑留された軍人たちの帰国するまでの過酷な環境と帰国を待つ彼らと家族の思いを描く。 2 辺見じゅんのノンフィクションを映画化した実話であるが、手紙と遺書の使い方が泣かせてくれた。これらをメインにした脚本と演出には感服した。ただし、ラ−ゲリでの抑留生活の描写は平凡だった。 3 主人公であった山本さんの家族に向けての遺書の内容は愛と感謝に満ちていた。母、妻、子どもたちを思いながら書いた言葉には感動した。そして自分の家族を重ね合わせながら伝えに来た仲間の姿も良かった。 4 二宮は、童顔と華奢な体付きから軍服はとても似合わなかったが、ソフトな物腰と骨のある人物を自然体の演技で成り切っていた。北川は、この時代には場違いなほどの美貌ぶりであった。ラストの寺尾聰は要らなかったように思えた。

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コショワイ

4.0絶望の望

2022年12月12日
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希望はただの気分じゃないなぁ

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G列は貸し切り

3.5何年か前に テレビ番組で見かけた時の方が グッと来た気がする 映画...

2022年12月12日
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何年か前に テレビ番組で見かけた時の方が グッと来た気がする 映画なのだからと 多くを求めすぎてしまったかもしれない 悪くはないのだが、、、 キャスティングも良かったのだが、、、

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jung

4.0どんな時でも人は人との絆を希望にして生きていく

2022年12月12日
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泣ける

悲しい

知的

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みかずき

5.0今年一感動しました。

2022年12月12日
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病床に臥せる山本さんを演じた二宮さんの演技が素晴らしかった。希望を持ち続けたモジミさん役の北川さんに泣かされました。

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咲

5.0若い世代にこそ観て感じ取ってほしい、希望を持ち続けることの大切さを。

2022年12月12日
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最後の最後まで吸い込まれるように観られたのは瀬々監督はじめ制作陣の力。 二宮さんは“凄い“。 そして安田さん、桐谷さんをはじめとする役者陣の演技に心を動かされました。 事実に基づく作品だからこそ、 若い世代の方にたくさん見てもらいたい。 “希望”を持つことの大切さ。 そして “希望”を持ち続けていると いつか、その先にある“何か“に繋がるんだ ということを、この映画を通じて感じ取ってほしい。

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maruo

4.0見ておきたい、見てほしい作品

2022年12月12日
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線が細く見える二宮、きれいすぎる北川…という主要キャストのイメージ。そして、原作タイトルの「遺書」を、「愛を込めて」なんて変えていることに、薄っぺらな映画になっているんじゃないか、と不安があった。 しかし、平日昼間ながら8割ほども席が埋まった館内からは鼻をすする音が途切れない。僕も涙なしには見られなかった。 なかなかよく時代をつかみ、収容所の空気を再現し、役者も熱演している。ピンク映画出身の瀬々監督作品はつまらない企画ものもあれば、「菊とギロチン」のような熱い作品もあり、バラバラの印象。この映画は、バランスの取れた良作だと思う。 余り中身のない880円のパンフレットの中に、本作を「国民映画にしたい」というようなことを発言している。 実在した人物の、家族への思い、それを記録・再現した辺見じゅんの原作ノンフィクションがあってこそ実を結んだ映画だが、この監督の意気やよし。 戦争に対して意識の向かない若い人にもぜひ見てほしい。 そして、首都圏に住んでいるなら、西新宿住友新宿ビル内にある「 平和祈念展示資料館 」(入場無料)を訪れてほしい。 僕の亡母は中国・大連生まれで戦後初めて日本に引き揚げて「祖国」の土を踏んでいる。引き揚げ者やシベリア抑留者についての展示が国の運営で唯一行われている場所である。

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町谷東光

5.0soranjiで完成する希望の物語

2022年12月12日
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泣ける

悲しい

知的

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まっしー

5.0美しい振る舞いは人を鼓舞する!

2022年12月12日
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三輪

3.0蛇足&過剰な演出

2022年12月12日
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ちゃま

3.5やっぱりロシアは信用ならない

2022年12月12日
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泣ける

悲しい

映画を見ながら誰かが言っていた「ロシア人は相手を油断させるために約束をして平気で裏切る」と言う話を何度も思い出した。 捕虜に対し「侵略者め」「お前たちは戦犯だ」とかの言葉はあるが、当時のソ連とは「不可侵条約」結んでいたのではなかったか?侵略者というなら当時日本だった満州に一方的に侵入したのがロシアではないのか?だから、ウクライナの人たち🇺🇦は絶対に負けるわけにはいかないのだ。負ければ勝者の論理でいいようにやられる。そんなことになるんだったら戦ってタヒんだほうがマシだと言うのもよく分かる。 また、捕虜に対し非人道的な扱いしてはならないとする国際条約があったはずだが、これについての賠償や罪は日ソ国交樹立にてチャラになったのか?など、そんな思いが巡った。 戦争後の話だから戦争の是非はあからさまにはしていないが、すでに朝鮮戦争特需で日本は高度成長期を迎えようとしていた時代に、まだこんなことが行われていたことに驚く。 感動ものに無理やり仕立てているが、抑留の理不尽さ過酷さを太っていたり髭を剃っていたり真っ白な歯では伝わらないと思う。そんな中、安田顕のボロボロにやられてしまっていた演技は実にプロ意識を感じた。 安田顕、松坂桃李は流石の演技でクライマックスではすすり泣く声も聞こえてきたが、これは演技が良いからで、脚本的にはなんだろなという思いが残る。 希望があるから生きていける。桐谷健太演じる相澤軍曹は「山本さんの遺書を伝える」という目的のために、妻と子を失う絶望からの生きる目的を得たと思いたい。 それにしても、健ティとクロのくだりはフィクションだろうと思うけど実に見る側の主観に囚われたはなしだとおもったよ。 周りのお客さんは平日昼前の上映にも関わらず、頭の白い人(私もその1人)がたくさん見にきていました。若い人とってはハードルの高い映画だったかもしれませんね。

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じきょう