「ラーゲリ 嫌ダ モーイー」ラーゲリより愛を込めて Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
ラーゲリ 嫌ダ モーイー
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不自然なほど綺麗な作品でした。
まずはダメ出しです。実話なのに映像にリアリティが無く、こういうのは綺麗ではいけないのです。もっと怖くて汚かった(多分)。歯もピッカピカの白い歯が揃ったままの姿では説得力がありません。
犬のクロが船を追いかけてきた場面もシチュエーションが不思議でした。いつ何処から追いかけていたのか、何故あのタイミングで現れたのか、どのように考えたら辻褄があうのでしょうか。
良いところもあります。四分割された遺書、自分の全ての家族を失った男が山本の家族全員へ、自分の母を失った男が山本の母へ、山本から字を教わった男が山本の子ども達へ、自分の妻を失った男が山本の妻へ、上手かったです。
ラストの回想シーンを冒頭に繋げたり、海辺のプロポーズシーンも伏線回収していて、何もかも上手すぎて驚きます。
終盤、感動シーンを重ねてくるため、私の防衛は突破され、泣きたくなりました。そう簡単に男は泣くものではありません。従って、松坂桃李さんはじめ、泣いている男達の迫真の演技は無駄な努力に見えました。登場人物が泣くのではなくて、観客を泣かせましょう。
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満塁本塁打さんのコメント
2025年9月21日
イイねありがとうございました。😊そうですね いくら男女平等とはいえ
男は そう簡単には泣いてはいけないですね。堪えても堪えてももう堪えきれず泣くのが 男泣きの真髄ですね。


