「良かった点と足りなかった点(話の内容のネタバレは無)」ラーゲリより愛を込めて 聖さんの映画レビュー(感想・評価)
良かった点と足りなかった点(話の内容のネタバレは無)
小説も読まず、予告も見ず、無知な状態で見に行きました。
<良かった点>
時代劇や戦時中のストーリーにありがちな状況把握のための
退屈な時間が非常に短く、開始早々見入ることができました。
声を出して笑うようなシーンはありませんが、所々クスッとなったり、でもやはり考えさせられる話ではあり、なかなか見応えがありました。
舞台や時代、世の中の状況は決して今に近いものではありませんが、しっかりと感情移入することが出来ました。
一緒に行った友人も、周りに座っていた学生や夫婦も
みんなすすり泣きをしているような映画館の雰囲気です。
あまり仲良くない友人や、お互い泣いてしまうと気まづくなるような相手とはあまり行かない方がいいかもしれません。
と、アドバイスしたくなるほど、切なく、苦しく、感動する、涙にあふれた作品でした。
<足りなかった点>
限界はあるとしても、ちょっとした小道具やセットに現代感が残ってしまっていました。
綺麗すぎるベット、プラスチック製の洗濯カゴ、壁に取り付けられたフックなど、この時代にこんなに高性能なものはあったのかな、、、?と映画中に気になってしまうようなものがいくつかありました。
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