「歴史を学ぶきっかけとしては○」ラーゲリより愛を込めて tkhrさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史を学ぶきっかけとしては○
原作は読んではいないが、シベリア抑留については山崎豊子氏の不毛地帯を読んでいたり、満州の地に自分の足で訪ねたことがある。
物語冒頭はあっさりしていたが尺の問題もあるし、あれくらいシンプルで良かったと思います。
それから話が少し中弛みするような進行の仕方は映画そのものとしてはやや不満。リアリティも薄いため、シベリア抑留について幾分かでも勉強したことがある人からしたら場合によっては安っぽく見えてし待ったかも知れない。
ただ、ストーリー自体は王道なので、泣ける方はすごく泣ける作品だったと思いました。
なので観る時の入り方で評価は割れるのだと感じました。
やはり画的には実際今まで触れて学んだ歴史の方が気分が悪くなるほどの描写が多かったが、ライトな描かれ方をしている分間口が広がるという点では評価できる。
今現在もロシアは戦争を続けているし、これを観て歴史や戦争について考えるきっかけにはなると思いました。
事実この映画の主人公である山本幡男氏という人物がいたと言うことを改めて知れて、自分自身も原作を読もうという動機につながりました。
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