「シベリア抑留にしては地獄が足りないと思った」ラーゲリより愛を込めて たろたろさんの映画レビュー(感想・評価)
シベリア抑留にしては地獄が足りないと思った
人生のベースが幸せな人が描いた地獄、絶望したことがない人が描いた希望、という印象を受けました。
登場人物の事実認識が歪むこともなく、モブ以外は意志と理性で希望を保ててるように見えました。
さらに人がバタバタ死ぬ状況において生きる希望を失う出来事にあっても絶叫する余力があり、それらを耐え忍ぶ登場人物が口にする人生観はどこかで聞いたことある内容。一言でいうとこんなもんじゃなくね?と感じました。
肩透かし感は感じましたし、史実をベースにしてる事を踏まえると地獄を矮小化してるとまで感じました。映画にそこまで求める?と問われればそれまでですが。
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