劇場公開日 2022年12月9日

「国民の生活や平和を自民党が破壊し始めた今」ラーゲリより愛を込めて トラヴィスさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5国民の生活や平和を自民党が破壊し始めた今

2022年12月14日
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素晴らしかったです。

安倍政権から武器見本市開催や
大量の戦闘機購入など
平和が確実に遠退き始めました。

本作では一部ですが
日本兵の蛮行も描かれており
被害者、加害者ではなく
戦争の愚かさを痛感しました。

全ては戦争さえなければ起きなかった悲劇。

アメリカに圧力をかけられているのか
閉口する5年で43兆円の防衛費。
実現すれば世界第3位の軍事大国に。
その為に増税するとかしないとか。

むしろ中国を挑発し
防衛から遠退いているのでは?

太平洋戦争での日本兵の死者の
6割は餓死者だと聞きます。
無謀で無能な上層部の犠牲になるのは
いつも国民です。

この事実に関しては塚本晋也監督の
傑作リメイク「野火」で衝撃を受けました。

今、日本国民の大半は選挙に行かず
結果自民党を支持し続ける結果に。

旧統一教会とのズブズブの関係にしても
今の自民党に困窮している国民の声は届きません。
最優先は保身と利権と大企業の顔色を伺うこと。

文春オンラインでは
日本人信者の献金が旧統一教会により
北朝鮮に送られてミサイル開発に
使われている可能性も示唆。

本作では希望という言葉が
キーワードになっていますか
今の与党が目指す未来には
残念ですが全く希望が持てません。

戦争は昔のこと?他国でのこと?
今の自分達には全く関係ない?

防衛省がAIを活用しSNSによる
誘導世論工作の研究に着手したり、
子供の6人に1人が貧困と言われる日本で
自衛隊に入れば365日3食食べられますと
PRしたり、映画とは全く違う暗雲に覆われた
悲劇的な未来しか見えません。

だからこそ、本作のような映画が作られることに
とても意味があると感じます。

追伸:
ニノ達と同じくらいクロの芝居も最高でした。
氷海に飛び込み、一緒に日本に帰ったエピソードが
実話と知り驚きました。

トラヴィス