劇場公開日 2022年12月9日

「やっぱりロシアは信用ならない」ラーゲリより愛を込めて じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5やっぱりロシアは信用ならない

2022年12月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

映画を見ながら誰かが言っていた「ロシア人は相手を油断させるために約束をして平気で裏切る」と言う話を何度も思い出した。

捕虜に対し「侵略者め」「お前たちは戦犯だ」とかの言葉はあるが、当時のソ連とは「不可侵条約」結んでいたのではなかったか?侵略者というなら当時日本だった満州に一方的に侵入したのがロシアではないのか?だから、ウクライナの人たち🇺🇦は絶対に負けるわけにはいかないのだ。負ければ勝者の論理でいいようにやられる。そんなことになるんだったら戦ってタヒんだほうがマシだと言うのもよく分かる。

また、捕虜に対し非人道的な扱いしてはならないとする国際条約があったはずだが、これについての賠償や罪は日ソ国交樹立にてチャラになったのか?など、そんな思いが巡った。

戦争後の話だから戦争の是非はあからさまにはしていないが、すでに朝鮮戦争特需で日本は高度成長期を迎えようとしていた時代に、まだこんなことが行われていたことに驚く。

感動ものに無理やり仕立てているが、抑留の理不尽さ過酷さを太っていたり髭を剃っていたり真っ白な歯では伝わらないと思う。そんな中、安田顕のボロボロにやられてしまっていた演技は実にプロ意識を感じた。

安田顕、松坂桃李は流石の演技でクライマックスではすすり泣く声も聞こえてきたが、これは演技が良いからで、脚本的にはなんだろなという思いが残る。

希望があるから生きていける。桐谷健太演じる相澤軍曹は「山本さんの遺書を伝える」という目的のために、妻と子を失う絶望からの生きる目的を得たと思いたい。

それにしても、健ティとクロのくだりはフィクションだろうと思うけど実に見る側の主観に囚われたはなしだとおもったよ。

周りのお客さんは平日昼前の上映にも関わらず、頭の白い人(私もその1人)がたくさん見にきていました。若い人とってはハードルの高い映画だったかもしれませんね。

じきょう
じきょうさんのコメント
2022年12月24日

YOUさん
そういう事でしたか。なるほどです。

じきょう
YOUさんのコメント
2022年12月24日

内緒で汽車に乗せていたようですが、帰還前の検査で桟橋に取り残されたようです。

YOU
じきょうさんのコメント
2022年12月12日

事実なんですね。あの日のあの場所に遠く離れたラーゲリのあった場所からやってくるなんてあり得ないと思いましたよ。

じきょう
町谷東光さんのコメント
2022年12月12日

犬が氷上を追いかける。冷たいシベリアの海を泳ぐ→私もあれは、やりすぎと思いましたが、880円のパンフに書いてあるように、「事実」みたいです。

町谷東光