劇場公開日 2022年12月9日

ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価

全516件中、1~20件目を表示

3.5「ただ生きているだけじゃダメなんだ。それは生きてないのと同じことなんだ。」

2024年1月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

自分の身の安全を得るために、道義を捨て、上官や相手国の言うとおりに振る舞う当時の軍人たちと、給料もらうために死んだ目でただ上司の言うとおりに仕事する現代のサラリーマンと被る。
真に生きるとは? 自問させてくれた映画であった。

「一等兵じゃありません。山本です。名前があります。」
「美しい歌に、アメリカもロシアもありません。」
「生きるのをやめないでください。」
「ただ生きているだけじゃダメなんだ。それは生きてないのと同じことなんだ。俺は卑怯者を辞める。山本さんのように生きるんだ。」
「我々は家畜じゃない。人間だ!」
「立身出世など、どうでもいい。最後に勝つのは道義だぞ。」

しかし山本さんの遺言を家族に伝えるために4人の仲間がとった方法は斬新!これは感動する!4人目の相沢が現れた時には山本さんの奥さんももう慣れた感じだったのがちょっとおもしろかった。(^^))
松坂桃季のおさえた演技がいい。本当の演技力があるからこそ。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
momokichi

3.5書き遺された言葉と実話の力

2022年12月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 25件)
ニコ

4.0これでもかと泣かせにくるのに破綻がない稀有な良作

2022年12月10日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

辺見じゅん氏のノンフィクションを瀬々敬久監督のメガホンで映画化。
主要キャストとして、二宮和也、松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕、北川景子ら日本映画界を代表する面々がずらり勢揃い。史実を描いているだけに、そもそも説得力云々を言う次元の話ではない。
シベリア抑留って、日本史の授業を皮切りに何度となく聞いてきたワード。大変な経験をされ、命を落とした方が何万人もいるんだという事実を認識してこそいたものの、やはり本編を観るにつけ、あまりの残酷な抑留生活に言葉を失う。
ストーリーが進んでいくとともに、演出として「これでもか」と泣かせに来るのだが、そこに破綻がない。なぜなら、史実をもとにしているから。そして、俳優陣の芝居が芝居として際立っているのではなく、役どころに寄り添い続けたことで、それぞれの心情と同化することができたからではないか。
そんな事象はそうそうなく、そういった意味でも稀有な良作として多くの人に観てもらいたい作品である。

コメントする (0件)
共感した! 100件)
大塚史貴

4.0確かに泣ける・・・

2025年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

幸せ

しかし、この監督さん、最近見た🎦護れなかった者たちへと同じ監督。いずれも戦争や災害をベースに轢いたストーリーは冷静に考えると涙を誘いやすい。真に泣かすと言う事がいかに難しいかが分かる。それにしても泣いてスッキリするにはいい映画かも。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
mark108hello

4.0希望を捨てない

Rさん
2025年2月20日
スマートフォンから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
R

4.5人間の底力に喝采を

2025年2月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

久しぶりにここまで感動する映画を観た。
シベリア抑留によって働かされていた人達の事は歴史の中で様々な形として残されている。
我々は皆その残されたものを読んだり、聞いたり、観たりして知っていくのだ。それを歴史というのだ。
そして今回瀬々敬久監督により映像化されるに至った本作「ラーゲリより愛を込めて」を鑑賞し私は体の底から感動が湧き上がってきた。
山本幡男さんの底力、どんな状況に置かれ絶望しようとも決して生きることを諦めようとしない姿勢。それが主演二宮和也さんの名演によって表現されている。
本作には様々な人物が登場する。その人物達も生きることに絶望し、諦め、死のうとしても生きなければならない。これは現代人にも通ずる所がある。どんなミスをしたとしてもどんな恥をかこうとどれほど人生に絶望しても我々は生きなければならない。生きて生きて生きて後世に遺さなくてはならない、どこまでも苦しくそして美しいそれが人生なのだ。
私はそれを本作から受けとった。
この映画も形となり後世に残る。この作品がもっと多くの人の目に当たることを願う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
まんまる

3.0泣けるっちゃ泣ける

2025年2月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

戦後の話。
こんな境遇の人々がいたんだなと
戦争の恐ろしさを改めて知った。
しかし映画ということもあって
満州の爆破のシーン
ソ連収容所でのシーン
生優しい感じがして仕方がなかった、、
ほんとはこんなんじゃないだろうなと
現実の厳しい環境を思い描いた。
そこを描いて欲しかった気もする。

少し泣けたが気になるシーンのせいで
感情移入が難しかった、、、

コメントする (0件)
共感した! 0件)
nun.sk

3.5裏を返せば

2025年2月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

シンドラーのリストににてますね。
凝縮して日本向けにした感じ
スピルバーグの初アカデミー賞受賞作を真似てるのだから

コメントする (0件)
共感した! 0件)
おおとり

5.0頭の中で考えたことは、誰にも奪うことはできない

2025年2月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

どうか皆さま、幸福に暮らして下さい

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ボブ

2.0韓国監督ならこんな下手くそな作品にはならない…。…。

2025年1月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

抑留者の実話を映画化するならもっと説得力ある作品にしてほしい。
冗長すぎて、感動するシーンがない。それから劇場でするなら、シネスコにすべきだ。今どきビスタではね…。
「硫黄島からの手紙」の二宮は上手かったが、この作品には演技力が生かされいない。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
マイケル・マイヤーズ

5.0人生で一番感動し泣いた映画

2025年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

泣ける

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
植田仁

5.0山本幡男さんを知れて良かった。

2025年1月6日
スマートフォンから投稿

泣ける

知的

角川書店と読売新聞社が共同で「昭和の遺書」を募集した際に、山本幡男の妻、山本モジミさんが夫からの遺書を投稿した事がきっかけで書籍化されたものが原作となっています。
第二次世界大戦終戦後にソ連軍の捕虜となり過酷な環境の中でも、人としての道義を忘れず、仲間たちを励まし生きる希望を持ち続けた姿に感動しました。
低栄養、重労働で名前すら出てこない程に朦朧とした中、山本幡男さんの遺書を家族に届けるべく記憶に刻み、家族に届けた仲間達との強い絆に心を打たれました。
この映画で山本幡男さんの存在や考え方を知れて、時代を越えて物事への考え方に投げかけ考えさせられる物がありました。
二宮さんは硫黄島からの手紙でも兵士役をされていましたので、前からよく知っているかの様な、その時代に巻き戻されたかの様なデジャヴな感覚になりました。
二宮さんが歌を口ずさむ場面など柔らかく素朴な感じが、役に合っていました。
癌に侵されてだんだんと窶れる様子もよく表現されていたと思いました。
安田顕さんの演じる原幸彦の失望した様子から、山本幡男の関わりで生きる希望を取り戻すまでの表現が素晴らしかったです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
wataridori

4.5タイトルなし(ネタバレ)

2024年12月25日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
ぽよのすけ

3.0終戦後も家族に会えない辛さ

2024年12月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
箱詰めキウイ

1.5いまいち

2024年11月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

寝られる

テンポが悪く、観ながら何度も寝落ちした。
最初の満州での爆発の描写がクライマックス。
私が聞いたシベリア抑留はあんなに温くない。
二ノ宮君の演技はハマってない気がした。
音量の振り幅が大きすぎてストレスを感じた。
1957年の日本家屋はあんなにキレイではないし、戸が開く音も静かすぎて違和感アリアリ。
遺書は暗記する必要ある?文字に残す方がいい。(葬儀で弔辞を読む人が原稿無しで自己満足に浸るのに似ている)

何から何まで違和感だらけでした。
話も凡庸。
期待しすぎて盛大に肩透かしを食らいました。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ぢょにぃ7566

4.0小説を

2024年11月27日
スマートフォンから投稿

昔に読んでいて、
気になっていた映画ですが、
あまり配役が、私の想像とは違って
敬遠してました。
絶対泣かない!と決めて観始めましたが
最後の30分は涙止まらず。
実話を元に作られた映画だけに、
色んな想いが込められてるのが伝わります。
まぁ、こういう役の
二宮くんは、素晴らしいですね。
北川さんも毛嫌いしててごめんなさい。
良かったです。
最初が、えっ、!雑。
と思いましたが、そこからは丁寧で
良かったです。
極寒の撮影は厳しかっただろうと
余計な心配をするぐらい、
リアルなシーンに敬礼です。
ただ、エンディングの曲は違う人が良かったな、、

コメントする (0件)
共感した! 1件)
T-KAZU

4.0ブーメラン

2024年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

タイトルとカバー写真から、この作品を見るのをずっと敬遠していた。
それだけで、着地点がわかってしまうからだ。
ただ、「火垂るの墓」のように、そんな気分に浸りたいときもある。
さて、
製作者の思惑通り泣かせていただきました。
数多ある戦争もの、そしてシベリア抑留もの
その中での新しさは最後の場面になるのだろう。
それぞれが、それぞれのタイミングで山本家を訪れる。
あれからすでに11年が過ぎていた。
昨今より靖国参拝を問題とする風潮が撒かれたが、先の早田ひなさんの発言通りである。
私も戦争は知らないが、祖父から聞かされて育った。
祖父が歩兵隊として満州の地で摘んできた草花を押し花にして持ち帰ったものが、随分後になってから額に入れられて、以後は実家に飾ってある。
戦争そのものに焦点を合わせるのではなく、一般人の生活に焦点を合わせた作品こそ、戦争の抑止力となっているように思う。
物語の最後に届けられた手紙と、暗唱でその内容を言葉にするシーンの設定は非常によく練りこまれていた。
原作通りなのだが…。
何故、北川景子さん? という疑問がずっと残っていたが、縁側から庭に倒れこみながらの嗚咽シーンにその理由を見つけることができた。
また、
そもそも、
松田ケンゾウ役の松坂桃李くんのナレーションが早々に挿入されているので、山本は日本に帰ってくることができないことを示唆している。
同時に松田は少なくとも日本に帰ってくることがわかる。
このクロニクル的効果は原作にはなく、この作品に必要だったかどうかは、議論の余地を残してしまった。
ただ、収容された兵隊の個性が徐々に明らかになっていく設定は少し面白いと感じた。
特に兵隊ではなかったケンティー君の役も悪くなかった。
彼とともに現れた犬
動物を物語に差し込むことで、ペットを亡くしたことがある人はぐっと心を掴まれるだろう。
この辺はうまさよりもしたたかさを感じたが、原作には他の仲間の詳細などはないものの、逆に犬は実在したようなので、総合的な人物相関関係によってそのように感じたのだろう。
物語そのものを純粋に見れば、よくできた作品だと感じた。
そもそも辺見じゅんさんの原作「収容所からの遺書」はノンフィクションだ。
それに主人公山本の家族とそのやり取り、そして収容所の仲間たちとのコンタクト、そして過酷な収容所生活が視覚的に表現されている。
TBSが韓国視点でこの作品をフィクションにしたわけだが、そもそも日本人は自虐ネタというのか、「日本沈没」にしてもこのような戦争物語にしても、最後に自分たちだけが助かることや敵をやっつけるパターンは絶対にない。
「パールハーバー」や「フォール」、「ランボー」…
日本はやはり文化や考え方が独特なのかもしれない。
一旦それそのものを受取って、咀嚼し、考えて、分類する。
この過程がかなり明確なのかもしれない。
もちろんそこには単純に面白いかどうかは必要要素だろう。
最後の結婚式のシーンも加算されたものだが、そこにこそ早田ひなさんの純粋な思いと言葉が重なった。
私たちの今の幸せの土台。
これが日本人なのでしょう。
(TBSにブーメラン)

コメントする (0件)
共感した! 19件)
R41

3.0うん、

2024年11月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
みけい

4.0ラストシーンで本格的に涙腺崩壊

2024年10月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

嗚咽が出るほどの感動。主人公の生き様に涙が止まりませんでした。
主人公を取り巻く人たちも素晴らしい。
ラストシーンはハンカチ必須です。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
畠山央至@飲食コンサルティング

5.0希望というテーマが一貫して描かれている

2024年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 今作は劇場公開時に観たのだけど、レビューを書いていなかったため再鑑賞した。前回観たときには感動したが、改めて観てどう感じるかと思ったが、やはり胸を打つ傑作だ。

 シベリア抑留の過酷さは山崎豊子の小説『不毛地帯』でも描かれていた。懲罰として営倉に閉じ込められ南京虫に食われたり、ラーゲリ内で共産主義運動が起こり日本人にもソ連側におもねって特権を得るものが出てきたりしたのは今作と同じだ。また、『不毛地帯』では過酷な労働から逃げたいあまり、自ら身体障害者になる者もいて、シベリア抑留がどれだけ凄惨かを物語っていた。それでも収容者達が生きていけたのは、今作のテーマでもある希望があったからだ。二宮演じる山本の言動を通じて、その希望というテーマが一貫して描かれているところが、今作の秀逸なところだ。彼の信念は、絶望の淵に立たされている者達に対してさえ希望を芽生えさせた。

 前回鑑賞時と同様に、特に印象に残っているのは野球のシーン。抑留者の荒んだ心を癒やす一時で、スポーツを通じて人と人とのつながりの温かさを感じられたんじゃないだろうか。そんな彼らの希望でもある野球の権利を守るために、体を張って抗議した山本の信念の強さに頭が下がる。

 また、今作の魅力は二宮の演技力に依るところも大きい。『硫黄島からの手紙』のときの演技も素晴らしかったが、今作でも熱演していた。

コメントする 1件)
共感した! 7件)
根岸 圭一