「偶然で繋がる群像劇」恐怖分子 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
偶然で繋がる群像劇
スランプに陥る小説家の女性とその旦那にスチールカメラの青年や不良少女とインパクトのある刑事(風貌が笑える)など主要人物たちの関わりが無いようで無意識的に繋がっていく不思議な群像劇!?
まず首都台北の街並みが日本のようにも思えるがアジア臭くは無い台湾独特な雰囲気が良い。
不良少女役の女優が場面ごとに顔が違って見え独特でミステリアスな雰囲気が魅力的だった。
静かに進む物語の時間の流れに落ち着いた演出描写と興味の持続力が保たれ続ける謎めいた人物の描き方に淡々と見せる男女の関係性。
役者の顔、特に女性を魅力的に魅惑的に描くE・ヤンが素晴らしい。
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