「愛も家族も分断する、今、この国にある現実」マイスモールランド flipperpinballさんの映画レビュー(感想・評価)
愛も家族も分断する、今、この国にある現実
アイディンティティに揺れ動く少女が主人公の青春映画のスタイルを取りながら、この国の入管、難民受け入れの問題を描いた秀作。一見善人に見える人たちの無関心、無意識にあるレイシズムを静かに批判していたことも良かったです。こちらも静かに自省する。
入管の非人道性、残虐性を知っている人たちは、この映画における入管の描かれ方は緩く感じると思うんだけど、映画を観た後、この国の入管について調べる人たちはたくさんいると思う。それだけでも意味はあるんじゃないかな。
あと、「菊とギロチン」の韓英恵さんが出演していのが嬉しかったです。
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