「熱量が上がった稀有なリメイク成功例」宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 STASHA hajacoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0熱量が上がった稀有なリメイク成功例

2022年2月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

最高。
ディテールアップばかりに注力しすぎて、客観的で冷めた作りになりがちなリメイク作品において、これはオリジナルの熱量を上回った成功例だと思う。
細部に拘り過ぎず(かと言って疎かにはしていないが)、筋を通して伝えたい事に集中した結果、素晴らしいモノが出来たという印象。

特に、オリジナルでは実はフワッとしていた「古代とデスラーの固い友情は何故結ばれたのか」に対し、これ以上納得し得るものはないだろうと言える決定的な回答イベント。これは本当に感動した。

あと、多少の違和感は残りつつも、2199の悪しき土産(デスラーの一貫性のなさ等)は今作で全て昇華された。
2202も、「続けられるさらば宇宙戦艦ヤマト」という無茶振りで苦労したと思う。
ここからは自由にのびのび展開できるのではないか。

hajaco