「怪優」スワンソング sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
怪優
老人ホームで暮らすパットは、かつてはヘアドレッサーとして有名だった。そんな彼のもとに、弁護士がやってくる。パットの古い友人であり資産家リタの遺言で、死化粧をパットにしてほしいという。かつての自分を知る人も少ないサンタスキーの町に戻って、パットは。
おじいさんのロードムービーが好きです。徒歩中心で距離が短いですが、本作もそれの一種ですね。ウド・キアは怪優と呼ばれることが多いけど、そろそろ名優でも良いのでは。
ホームを抜け出し、かつての自分を取り戻していくパットの様子に、感動しました。そこかしこに小さな笑いを入れてあり、楽しい。ウド・キアは、やっぱり名優に収まらない、怪優です。
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