「これは本当に歩ける距離なんだろうか?と心配になるロードムービー?」スワンソング caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
これは本当に歩ける距離なんだろうか?と心配になるロードムービー?
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結局、入院したから一泊二日なのか、時間の感覚はよくわからないが、やたらと歩く距離が長く、鼻から血を流すほどの病気なのに大丈夫かとストーリーとは関係ないことが心配になってしまう映画ではある。
どこまでが実話なのかもわからないが、主人公パットは昔ヘアメイクドレッサーとして名を売ったオハイオの町に現れ、彼のお客であり友人であったリタの遺言により、彼女に死化粧を施すことになる。
華やかな昔が忘れられないパットは古い友人や昔の自分の姿を妄想として見ながらも、なんとかリタに死化粧を施すための準備を整えようとする。…が、万引きしたり、人の好意で衣装を着せてもらったり、昔の弟子であったディーディーに"ビバンテ"という名前だったと思うが化粧品のようなものを恵んでもらったりと、かなり破茶滅茶だ。
パットは最愛のパートナーをエイズで亡くしている。このあたりは時代を感じることができるが、ゲイバーの文化はすでにアメリカでも廃れているらしい。
パットにとっても、リタへのヘアメイクと死化粧が最後の花道だったということなのだろう。
その報酬2万5千ドルも受け取らず、パットは逝ってしまった。
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琥珀糖さんのコメント
2023年10月15日
こんにちは
caduceusさんのご覧になった映画を偶然2本、
観ました。
「スワンソング」は好きでした。
ウド・キアがまさかドラァグ・クィーンとは!!
驚きでした。
お変わりありませんか。