「映画「パラサイト半地下の家族」の家政婦さんドラマ「他人は地獄だ」の...」オマージュ らららさんの映画レビュー(感想・評価)
映画「パラサイト半地下の家族」の家政婦さんドラマ「他人は地獄だ」の...
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映画「パラサイト半地下の家族」の家政婦さんドラマ「他人は地獄だ」の大家さんを演じたイ・ジョンウンさんが主演……ということで観に行ってみました。
なぜわざとストレートパーマあてたような不自然なオカッパ頭?と思ったら監督に似させていたのですね。インタビューを読むと監督の体験を元にしたお話みたいで。
最初の15分ぐらいは筋が動かず陰気な邦画みたいでこのままおわったらどうしようかと。
大学生の息子とはお母さんの背中に乗ってくる、オカズが用意されててもご飯の支度を要求するほど幼いものでしょうか。
主人公が識字に問題ありかと思いきやおそらく「老い」を現してたのでしょうか。
「生活費振り込んで」と言ってるから離婚してて元夫に養育費を請求してるのかと思いきや普通に同居の夫婦。
家父長制の名残が根強い国(日本も近いものがある。儒教なんか取り入れて迷惑)で女性の大変さを描いているのは分かる。
しかし映画では食えず生活費は夫に頼って家事もおざなりでは男性からは「女は楽でいいよな」と言われかねず、独身女性からみても「主婦の趣味」にしか見えなくなる。
要手術の子宮筋腫の症状を見せたのはよかった。韓国の映画ドラマはリアルな診察とか症状をちゃんと見せるイメージ。
ストーリーとしては韓国初の女性映画監督を追っていくあたりから面白くなっていきました。元編集で今は一人暮らし高齢女性役のイ・ジュシルさんが上手くてリアルでかっこいい。韓国の映画界は「リアルな中高年、高齢者」を演じられる人が豊富ですね。
ただ「これで終わりかー」と。もうひとひねりほしかった。全体に少し物足りなかったです。
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