ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールドのレビュー・感想・評価
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ボニー&クライドというより…
どこまでが実話なのかわからないけど大変面白い。
ヘヴィ・メタルの方が曲としては好きなんだけど、どうもザ・スミスをどんどんかけて欲しくなる。
長引くコロナ禍でこんな夜遊び、バーティー、お祭り騒ぎな青春はありえないから見てるだけで発散出来る。
作中にボニー&クライドの例えが出てくるが、そこまでのワルじゃなくて、むしろ盗んだバイクで走り出す♪という尾崎豊の曲のフレーズを思い出した。
あるいは紡木たくのホットロードも。
未完成な自我を持て余す若者たちの代弁者がザ・スミスなのかな
警察の前でキスするラストシーンで突然じーんときた。
2人を結びつけてくれたラジオ局のヘヴィ・メタル兄さんもなかなか粋だね!
ザ・スミスファンのための映画
1980年代を知っている人は楽しめる映画
風船ってそんなことに使えるの?
メタルナイトで張り切っているDJを拳銃で脅して、ザ・スミスの曲を流すなんて、メタル教の信者としては、言語道断のテロ行為なので許せません(笑)。しかも、オジーオズボーンの曲を止めるなんて。
この物語の主人公達は、特別な才能もなく裕福でもない平凡な若者にすぎない。平凡な若者が生きていくためには、軍隊に行くか一生フルタイムのレジ打ちをしなければいけない。彼らを閉塞感を救ったのが、ザ・スミスの曲だ。だからこそ、解散の知らせがショックだった。
僕は、ザ・キュアのアルバムは友達に借りて聴いていたが、ザ・スミスはラジオで聞いたくらいであまり記憶がない。新鮮な感じで作品を鑑賞できたが、彼らの青春を曲に合わせて切り取った感じなので、盛り上がりがそんなにあるわけではない。スミスファンには最高だと思うが。
メタルDJのユーモアがあって鷹揚な態度に、ディーンが徐々に心を開いていくところが一番よかった。メタルナイトのトリは、KISSの『Rock and Roll All Nite』の予定だったと思う。
20代30代が多くてびっくりした。ここ10年で若い層のファンが増えているらしい。(byトークショー)
ザ・スミス好きには良いかも
最後は涙が自然に流れ始め、止まらなかった!
グッと
楽曲が全てを物語る
正直、ザ・スミスについては殆ど詳しくない。曲も馴染みがなく、ボーカルのモリッシーがかなりの曲者という事も、『イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語』を観るまで知らなかった。
その『イングランド~』は、彼がバンドを結成する前日譚だが、内向的な性格なのにやたらと女子にモテるモリッシーにイライラさせられるも、これはこれで小品な青春モノになっていた。
そして本作は、1987年のザ・スミス解散に衝撃を受けた若者達の葛藤と鬱屈を、実際に起こったというラジオ局襲撃事件をベースに描く。『イングランド~』では全く使われなかったザ・スミスの曲(もっともバンド結成前のストーリーだから、もし使われたとしてもそれはそれで矛盾しているが…)ふんだんに流れるのが、ファンとしては一番の見どころ(聴きどころ)だろう。勿論ただ闇雲に曲を流すのではなく、ちゃんと登場人物達の心情に沿った楽曲選びをしているあたり、作劇のツボを抑えている。
ストーリーとしてはいささか弱い。というか題名の元になった曲「Shoplifters of the World Unite」の歌詞が元ネタになっているので、イジワルな言い方をすれば、この曲の“映画版”と解釈されても致し方ないかも。また、メインとなる若者達にどこまで感情移入できるかによっても評価が分かれるだろうし、そもそもザ・スミスへの認識の度合いによっても変わってきそう。
キャストに関しては一言、ラジオ局DJ役のジョー・マンガニエロがイイ味出してる。
個人的にはザ・スミスの曲に触れられる良い機会となったが、「Shoplifters~」は何度もリピートしてしまうようになった。
1987年のアメリカングラフィティ。
個人的にはこれっぽっちも設定も興味もないバンドだが、映画の主題にもなる「ザ・スミス」フリークにはたまらない作品だろうなあ。彼らの曲をちりばめた、一種のミュージカルといってもいい青春の一夜のドラマ。「ラスト・ショー」や「アメリカン・グラフィティ」のような香りをもつが、時代は「ザ・スミス」が解散したニュースが流れた1987年9月だ。スティーブン・キジャクの脚本がなかなかいい。監督でもある彼は1969年生れ。映画の登場人物も高校同窓を卒業した仲間が集まる一夜という設定。解散の頃はハイティーンだった監督にとって、描く時代感覚は自家薬籠中の物。シーラ役のエレナ・カンプーリスが可愛いすぎるので大注目。
配給のパルコらしい良作である。
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