ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールドのレビュー・感想・評価
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TheMisfitsとBlackFlag
ノイズになるのは本作の監督自身、ストーンズのドキュメントを撮っていたり70年代のベーシストやミュージシャンを題材にした作品もありながら、アイドルである庶民的なバックストリート・ボーイズに我等が日本代表?のXJAPANの作品と幅広い音楽ジャンルのドキュメンタリーを撮っているが、劇映画デビュー作として実在のバンドでもあるTheSmithsの解散を絡めながら当時のファンをアメリカ側から描いた本作、この監督は一体何が好きなのかが分からなくて不信感しかないと、個人的に。
TheSmithsの楽曲が全編に流れる中、歌詞に字幕が入る割に場面毎に意味合いがあるように思えなくてただ単に曲を垂れ流しにしている感じ。
曲も使い放題、バンドの映像や当時のモリッシーのインタビューなどが映し出される訳だからTheSmithsの公式になるドキュメンタリー映画を作れば良かったのに。
リアルタイムでアメリカにどれだけTheSmithsのファンがいたのだろう、メタルやハードロックは苦手だがNewYorkDollsやTheStoogesが最高なのは間違いない、TheMisfitsとBlackFlagを聴いているなら本場イギリスのファンはDischargeやChaosUKも聴いていたのだろうか??
四人の若者達が悩んでいる意味が理解出来ないしTheSmithsのファンなのにディスコの音楽で踊っているし、メタルDJに銃を突き付ける"6才のボク"はTheSmithsの解散と音楽を言い訳にして恋を実らせているだけのようにも!?
ボニー&クライドというより…
どこまでが実話なのかわからないけど大変面白い。
ヘヴィ・メタルの方が曲としては好きなんだけど、どうもザ・スミスをどんどんかけて欲しくなる。
長引くコロナ禍でこんな夜遊び、バーティー、お祭り騒ぎな青春はありえないから見てるだけで発散出来る。
作中にボニー&クライドの例えが出てくるが、そこまでのワルじゃなくて、むしろ盗んだバイクで走り出す♪という尾崎豊の曲のフレーズを思い出した。
あるいは紡木たくのホットロードも。
未完成な自我を持て余す若者たちの代弁者がザ・スミスなのかな
警察の前でキスするラストシーンで突然じーんときた。
2人を結びつけてくれたラジオ局のヘヴィ・メタル兄さんもなかなか粋だね!
ザ・スミスファンのための映画
『ショップリフターズオブザワールド』を観に行ってきました。
ザ・スミスファンのための映画。ザ・スミスが解散してがっかりした若者たちのストーリー。
解散してもなんとも思わない人たちに
なんとかザ・スミスを忘れないようにしようと事件を起こす。
懐かしい匂いがするアメリカ青春映画です⤴︎
ザ・スミスを全然知らないわたしには
よくわからなかったのですが(←映画のせいじゃなくてわたしのせいです)
ザ・スミスファンのかたはいっぱい曲が聴けるからたまらない作品でしょう♡
1980年代を知っている人は楽しめる映画
「ウォナビーズ」(マドンナ風ファッションの女性)や、「フーズ・ザット・ガール」「ボーダーライン」(いずれもマドンナの曲)「ロックンロールの自殺者」(デビッド・ボウイの曲)が会話のはしばしに出てくるなど、80年代の風俗がリアルにわかる人にはすごく楽しめる映画でした。
保守的な大人からザ・スミスがゲイ扱いされてスピーカーにモノを投げつけられるのも、プリンスの初期を思い出します。
(ウォナビーズの女性の名前が「シーラ」なのも、プリンスファンには面白い。)
最後の場面は、過ぎ去った時代への追憶で泣きます。
風船ってそんなことに使えるの?
メタルナイトで張り切っているDJを拳銃で脅して、ザ・スミスの曲を流すなんて、メタル教の信者としては、言語道断のテロ行為なので許せません(笑)。しかも、オジーオズボーンの曲を止めるなんて。
この物語の主人公達は、特別な才能もなく裕福でもない平凡な若者にすぎない。平凡な若者が生きていくためには、軍隊に行くか一生フルタイムのレジ打ちをしなければいけない。彼らを閉塞感を救ったのが、ザ・スミスの曲だ。だからこそ、解散の知らせがショックだった。
僕は、ザ・キュアのアルバムは友達に借りて聴いていたが、ザ・スミスはラジオで聞いたくらいであまり記憶がない。新鮮な感じで作品を鑑賞できたが、彼らの青春を曲に合わせて切り取った感じなので、盛り上がりがそんなにあるわけではない。スミスファンには最高だと思うが。
メタルDJのユーモアがあって鷹揚な態度に、ディーンが徐々に心を開いていくところが一番よかった。メタルナイトのトリは、KISSの『Rock and Roll All Nite』の予定だったと思う。
20代30代が多くてびっくりした。ここ10年で若い層のファンが増えているらしい。(byトークショー)
ザ・スミス好きには良いかも
1987年、コロラド州デンバーのスーパーで働くクレオは、大好きな、ザ・スミス、解散のニュースにショックを受け、レコードショップの店員ディーンに「この町の連中に一大事だと分からせたい」と言った。ディーンは地元のヘビメタ専門ラジオ局を訪れ、DJに銃を突きつけて、ザ・スミス、の曲を流すよう脅した。さてどうなる、という話。
ザ・スミスのファンの人にはたまらないかも。
知らなかったけど、それなりに楽しめた。
シーラ役のエレナ・カンプーリスが可愛かった。
最後は涙が自然に流れ始め、止まらなかった!
ザ・スミスのことを、全く知らない。
ザ・スミスのファンでなくても、
映画が素晴らしいので、のめり込める!
高校卒業時期の揺れ動き、そして冷めた
不安もあり、無茶も、確信が何も支えてくれない・・・青春時代。
うまく映画にしてくれてます。
日々、周りに振り回され、ブレまくる自分を
支えてくれた大好きなバンド!
それが、ザ・スミス
接点のない自分。
日本でなら、
RCサクセション、ブルーハーツなのかな〜
ブルーハーツの楽曲、歌詞、ライブ映像
と映画が全編シンクロして進んでいく
映画ができたら・・・
見てみたいよね!
って感じの映画でした!
間違いなく、
泣けます。
青春です!
バンドはなくなっても曲は残る。人は死んでも偽らない心は残ると思いたい
ザ・スミスの熱烈なファンの女の子が通うレコード店のバイト青年ディーンがスミスの解散した日の夜に近くのメタルロック専門FMラジオ局をレコード店の万引き防止用の拳銃(弾は入ってないと言っていたが)を持って、番組ジャックして、ずっと The Smiths の曲をかけさせる話し。動機は片思いの好きな娘を喜ばせたいからでしょう。その娘(クレオ)は店のカセットテープをコートのポケットにどんどん放り込んで万引きする。ディーンが一人で店番の時だけやるらしい。なんにも言えないディーンという設定。
その日、ディーンはクレオをデートに誘うが、軍に入隊(徴兵)が決まった男の友達の壮行会をかね、仲良し四人組とパーティーに出掛ける約束があるからと断わられてしまったディーンは拳銃とザ・スミスのレコードを持ってラジオ局ジャックに向かうのだった。ラジオ局名はKISS101 だったかな?DJはKISSファンのなかなかイカしたお兄さん(オジサン)。ディーンが拳銃を撃つ真似?をしたら、弾が入っていて、ジーン・シモンズのマグカップが割れる。でも、DJはそのあと、ポール・スタンレイのマグカップを出してきた。
イングランド・イズ・マインというザ・スミスの結成前夜を描く映画を2年ぐらい前に観たのにすっかり忘れていた。そんなテイタラクのアタシですので、残念ながら、スッゴく感激するわけでもありませんでしたが、悲しくなるわけでもないので、あの頃(80年代)を懐かしむにはいい映画でした。
公開初日の金曜日のよるのシアター7は40代から50代の男性がほとんどでした。UKロックファンにはオススメします。ちなみに、87年頃、アタシが車で甲州街道を走りながら聴いていたカセットテープはZZトップとかだったような😎
The Smiths というバンドはアルバム4枚を残して1987年に解散した短命なバンドだったが、イギリスの若者の間(だけ)ですごく人気のあったインディーバンドであったらしい。ヒットチャートの2位になるぐらい。ポストメタルのオルタナティブ・ロックバンド。曲はポップで、爽やかだが、ボーカルのモリッシーの歌詞がシニカルで屈折していて反社会的なのが、労働者階級の若者からすごく支持された要因らしい。
映画の題名、Shopliftes of The World は彼らの曲の題名から。どんどん万引きやれ~❗という内容。
やるせない若者たちの一夜を描いた青春映画でした。早朝に警察署に駆けつけたクレオと不起訴で釈放になったディーンが抱き合ってキスして終わります。お巡りさんもザ・スミスのファンなので、大目にみてもらったみたい。あのデブのお巡りさんはなんかすごく既視感あったけど、誰だがはわかりませ~ん😅
グッと
192本目。
あの時、あの時代はな作品。
刹那的で、あの瞬間に何かが終わって、何かが変わって、何かが始まった。
正直、途中迄かったるいなぁとは思っていたけど、最後ラジオ局に集まった画で、ぼくらの7日間戦争を思い出した。
そしたら胸に、グッと来るものが。
過去に生き過ぎか?
ヲタクの場外ホームラン
青春時代の暑苦しさやドロドロを、若者たちの一晩に圧縮した物語り。
近年の、音楽をネタとした青春ものとしては、個人的には「ノーザン・ソウル」が金字塔。ダントツの一番だったんですけど、アレに近いものがあります。相当好き。
不満だらけの生活。付き合っているのに抱いてもらえないジレンマ。届かぬ想い。自分が何者かが分からない苦悩と、まだ何者にもなっていない事への苛立ち。
大して仲良く無い友達のパーティーに乗り込んだ4人と、リボルバーを持ってラジオ局に乗り込んだ1人。四人四様の期待を持ちながらパーティーをハシゴした四人の気分は最悪。そこに届くスミス。
地元のローカル・ラジオ局ジャックが、ドロドロの「吐き出し」だとして。吐き出し切れない四人との対比が、パトカーが駆けつけたラジオ局前の人混み。しでかして御用も、一時のヒーローになって憑き物が落ちた表情になったディーン。片想いだったクレオのハートも頂きw
特に、どーって事ない話なんだけど、妙に爽やかなハッピーエンドで、良い気分にしてくれる青春ものでした。
良かった。とっても。
腹いせにポスターを持ち逃げするエレナ・カンプーチスの姿に萌え。この若手5人の実力派の中から、近い将来、大ブレイクする者が出て来そうな予感。
楽曲が全てを物語る
正直、ザ・スミスについては殆ど詳しくない。曲も馴染みがなく、ボーカルのモリッシーがかなりの曲者という事も、『イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語』を観るまで知らなかった。
その『イングランド~』は、彼がバンドを結成する前日譚だが、内向的な性格なのにやたらと女子にモテるモリッシーにイライラさせられるも、これはこれで小品な青春モノになっていた。
そして本作は、1987年のザ・スミス解散に衝撃を受けた若者達の葛藤と鬱屈を、実際に起こったというラジオ局襲撃事件をベースに描く。『イングランド~』では全く使われなかったザ・スミスの曲(もっともバンド結成前のストーリーだから、もし使われたとしてもそれはそれで矛盾しているが…)ふんだんに流れるのが、ファンとしては一番の見どころ(聴きどころ)だろう。勿論ただ闇雲に曲を流すのではなく、ちゃんと登場人物達の心情に沿った楽曲選びをしているあたり、作劇のツボを抑えている。
ストーリーとしてはいささか弱い。というか題名の元になった曲「Shoplifters of the World Unite」の歌詞が元ネタになっているので、イジワルな言い方をすれば、この曲の“映画版”と解釈されても致し方ないかも。また、メインとなる若者達にどこまで感情移入できるかによっても評価が分かれるだろうし、そもそもザ・スミスへの認識の度合いによっても変わってきそう。
キャストに関しては一言、ラジオ局DJ役のジョー・マンガニエロがイイ味出してる。
個人的にはザ・スミスの曲に触れられる良い機会となったが、「Shoplifters~」は何度もリピートしてしまうようになった。
1987年のアメリカングラフィティ。
個人的にはこれっぽっちも設定も興味もないバンドだが、映画の主題にもなる「ザ・スミス」フリークにはたまらない作品だろうなあ。彼らの曲をちりばめた、一種のミュージカルといってもいい青春の一夜のドラマ。「ラスト・ショー」や「アメリカン・グラフィティ」のような香りをもつが、時代は「ザ・スミス」が解散したニュースが流れた1987年9月だ。スティーブン・キジャクの脚本がなかなかいい。監督でもある彼は1969年生れ。映画の登場人物も高校同窓を卒業した仲間が集まる一夜という設定。解散の頃はハイティーンだった監督にとって、描く時代感覚は自家薬籠中の物。シーラ役のエレナ・カンプーリスが可愛いすぎるので大注目。
配給のパルコらしい良作である。
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