「バック」ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
バック
幼き頃、両親を殺害された男が、憎き相手ルーファス・バックが赦免されたと聞き、荒くれ者の仲間を集め闘う物語。
ラップミュージックを織り交ぜた新感覚西部劇、とのことだが、特に目新しいことはあったかな…?
粗、黒人キャストで構成された作品。かといって、特にBLMを前面に押し出したような内容ではなく、比較的王道な西部劇が繰り広げられていく。
序盤から謎の集団、クリムゾン・フッドと撃ち合った主人公達。かと思えば列車の場面に飛び、護送中の大ボスを奪還すべく車内を占拠。アレ!?こいつら仲間ではない!?
分かり易い正義vs悪の構成というよりは、ギャングvsギャングvs第3の悪人・・・みたいな内容なので、最初の内は少々何が何だかわかりづらいかも。結局主人公一行も強盗するしね。
中盤はテンポが悪いというか、とにかく1シーン毎が長ったらしく、かなり間延び。。危うく寝落ち。
後半は待ってましたのウェスタンアクション‼いやでも、あんた実は名ばかりの卑怯者!?
西部劇の決闘っちゅうのは、コロコロのタンブルウィードをバックに、睨み合ってからのカウントアップでズドン…ってのが定石じゃろがい‼
そしてカフィーの活躍。ビビってた!?それとも、それも油断させるための…!?とんだ食わせ物だ。
そもそも、両親が殺された理由って語られてたっけ!?…と思ったら、そういうことか。
ちょっと取って付けた感があるけど、まさかの展開に驚き。
アクションを押し出した西部劇って実はここ数年観てなかった気がしたので、最後の闘いはとても良かった。その分中盤の間延びがなぁ…。
クライマックスそのままに、90分くらいのテンポよい作品だったら、個人的に結構な良作になっていたかも。
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