「光と影の紡ぐ寓話」シチリアを征服したクマ王国の物語 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
光と影の紡ぐ寓話
カクカクとデフォルメされたクマさんたちの魅力的な寓話。
御伽噺やディズニーアニメなど、昔から動物を使った物語は、人間の愚かさをデフォルメするためが多いのが常。
本作もまた、クマの悪人(?)の所業と、愚かな王の行いには、人間社会の愚かしさが思い当たり、いろいろ考えさせられるところが多いです。
また、ルネサンス期の絵画のような色彩設計と、光と影の表現が素晴らしい。
特に、幽霊とのダンスや、裏の宮殿からの脱出シーンでの影たるや、驚き見入りました。
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