「汚れなき魂」ジャンヌ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
汚れなき魂
指揮官となったジャン・ヌダルクの闘いと信念をみせる話。
ジャンヌを中心に指揮官や元帥と教皇達の戦いの合間のやり取りをみせつつ、イングランドに捕まり異端審理にかけられて行く様をみせていく展開。
戦闘シーンがあるにはあるけど、シンクロナイズド乗馬!?と、独特の空気感はあれど前作とは異なり歌うことはないし、物語としての動きもかなりある。
ただ、異端審理や尋問の前振りが、ト書きを全て会話で説明したかの様で非常にダルい。特に異端審理前の件は正直苦痛w
ジャンヌが登場してからの教会とのやり取りはかなり面白かったんだけどね。
今作をみると「ジャネット」はそれこそ全てが上述と同じ前振りだったんだなと。
結末は判っているけれど、戦争の愚かさや哀しさを受け止めると共に、自身を貫くジャンヌが素晴らしかった。
…それにしても最早教会ではなく協会で、これってカトリック批判じゃないですか?大丈夫なんでしょうか、と少し心配になった。
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