雨を告げる漂流団地のレビュー・感想・評価
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別れの話でもあるけどこれは建物にも敬意のある話
今回はネトフリで見ました。映画館に行かなくても見れるのは本当に素晴らしい。
毎回、映画に行く度に予告で流れてのっぽくんから青い光が出るのをみるとこれは絶対見ると思っていたので、、、
見終わったあとこれはお互いの別れが込められているんだと見終わった後に感じました。
なつめやこうすけのおじいちゃんと過ごした家との別れ、建物の一緒に過ごした人、思いと
の別れ
建物が擬人化されていて、全ての建物に守り人?のような子供たちが存在している所はとても素晴らしかった。今で言う座敷童のような。。。感じなのかな。名付けがないので今回は建物子供と呼んでいきます。
思うにのっぽくんだけではあの嵐は抜けられずあの黒い煤に粉々にされていたかもしれない
なつめやこうすけがいたことで、頑張る力が出たと言っても過言ではないと思う。
あの青い光は建物で過ごした人の思い出でそれを燃料にあの嵐を抜けるのが建物子供達の試練なのかも。推測にすぎないけれど、、、
途中の崩れていく建物は思いを使う?のをやめて沈んでいったのかな。
のっぽくんの顔が緑化していくごとにマンションもおんなじふうに緑化していてよかった
※のっぽくんと別れて青い光でマンションが動き始めてからの前方部分
もしかしたら私の勘違いかもしれませんが。
途中で出会った観覧車の建物子供も可愛くて最高でした。
私はなつめやこうすけよりものっぽくんサイドで話を追いかけた方が面白味がもっと増しました。
雨を告げる漂流団地
どんな建物にでも思いは宿る
以上
つまんなすぎてびっくり
つまんなすぎていつ面白くなるのかなと期待してたらそのまま終わりました。こんなつまんない映画久しぶりに見ました。小学生が喧嘩→和解を2時間の中でずっと繰り返してる感じです。本当に2時間無駄にしました。
いろいろ中途半端
つまらないです。試写会で見た後改めてネトフリでも見ましたが感想は変わりませんでした。
まず2時間あるの長すぎる。終盤は終わりそうと見せかけて終わらないの繰り返しで苦行。ピンチも展開がわかりきったものばかりで面白くないしハラハラしない。
そして2時間もあるのに世界観の説明はぼんやりしてるしキャラの魅力も伝わってこない。主人公とヒロイン、あとはれいな以外はのっぽくんも含めて存在感薄い。
一応掘り下げられてる主人公とヒロインに関して、主人公はまあぎりぎり共感できる部分もあったけどヒロインは見てて苛立ちしか感じなかった。探索について来る割に役に立たず怪我する、あまり人の話を聞かない、全て自分が悪いんだと被害者面、危ない状況で突然身の上について語りだしその結果他の人が割を食う。
終盤のっぽくんと沈みゆく団地に残るのは予想通りだったしもう勝手にしてくれと全く感動しなかった。
のっぽくんに関しても正直関係性の構築が不十分というか、とにかく別れのシーンも1ミリも感動しなかった。
れいなは顔と声は可愛い、けど言動があまりにも酷すぎるし制作側の悪役にしようという意図が見え見えのキャラクターで好きになれない。終盤改心的な展開もあるけどこじつけとしか思えない部分が大きく全く印象は回復しない。
それ以外のキャラは完全に空気。このキャラじゃなきゃいけない!というのがない。
作画はいいけどそんなずば抜けてるというわけではない。
以下は視聴済の人にしかわからない感想です。
特に気になったのは、主人公の「お前のおじいちゃんじゃないんだからそんな気にするな」的発言。これ間違ってます?まあ小学生だし傷つくかと一旦自分を納得させたものの。これにキレて泣きながら走り去るヒロイン、突然病室から出てきて主人公を叱りつけ、そのまま死ぬおじいちゃん。ギャグ?
ヒロインがこの発言+おじいちゃんの死に目に会えなかったことについて主人公にキレ続けてるならまだわかる。小学生だし。でも「自分のせいで主人公はおじいちゃんの死に目に会えなかったんだ…」ってなるのはなんか矛盾してません??自分のおじいちゃんレベルで大事に思ってたんじゃないの?なのに自分が死に目に会えなかったことについてはいいんだ?そこでも自分が悪いんだって悲劇のヒロインぶるのか…。
とにかくお金払って見る気にはなりません。見るならネトフリで十分
小学生の思い出
小学生の頃団地住みだった私にぶっささり笑
ずとまよの曲目当てで来たのに多分泣くポイントでもないのに懐かしさで泣いてしまったw
幼なじみの航祐と夏芽が育った、今は「おばけ団地」として取り壊しの決まった集合団地が舞台。
昔、航祐のおじいちゃんと一緒に住んでいた団地だったがおじいちゃんの他界し、きちんとお別れできなかったために関係が離れてしまった2人
2人(と友達)は不思議な現象で団地と共に漂流してしまう
漂流団地が雨を超えて、嵐を超えて辿り着く先は、滅び。
航祐と夏芽が思い出の家と別れを乗り越えるストーリー。
これまで成長を見守ってくれたおじいちゃん。
おじいちゃんと一緒に過ごした集合団地。
おじいちゃん=団地のメタファー。
どちらも喪った私に、思い出を綺麗なものとして呼び起こしてくれて、 涙が止まらなかった、
小学生の頃の忘れられない景色を、呼び起こしてくれてありがとう。
演技とか演出とか細かいことは素人の私ではわかんないけど、とても素敵な作品に巡り会えました。
小学生が対峙する"喪失"を描く、弔いの旅の物語。
普段なかなかアニメ映画は観ないのですが、友人の同行で試写会にて鑑賞。
なんかもう、忘れていた色んな感情をはちゃめちゃに刺激されてぼろぼろ泣きました。
子どもたちの爽やかな大冒険!を想定して観に行ったら、小学生が「喪失」を受け入れるための、弔いの旅の話だった。
たぶん「喪失」を経験した全ての人間は琴線を刺激されまくって泣かざるを得ない(というか喪失を経験してない人間なんかいないのでみんな泣くしかないのでは?と思う)作品。
世界はどうしたって進んでいってしまうから、喪失と折り合いを付けて生きていかなくてはいけないということ。一見大人びたテーマで、それはドライブマイカーにすら通じるものだけど、小学生にだってこういう戦いはあるんですよね。というかむしろ小学生の生きる世界からしたらより重大な問題じゃん、と。
いろいろ子どもには過酷すぎるよ、という状況が多いなと思いつつ、ただこれは彼らの精神世界を表していると思うと、まあ現実としてこういう、子どもだけで決着をつけるしかないシチュエーションがあるわけで…
子どもは「辛いことがあったら大人に頼っていい」と思うべきだし、本来ならもっと大人の介入の描写があるべきだな、と思うシーンは多々あるんですが、とはいえ、大好きな思い出を過去として納得する、みたいなことはどうしたって自分で処理しなくちゃいけなくて。大人だろうと子どもだろうとそれは自力でどうにかするしかない。
そういう絶妙な通過儀礼を描いた作品で、自分もその時の辛さとか、でもほとんどは忘れてしまった当時の「執着」とか、もう色んなことを記憶の底から引っ張り出されるようで(そして気付かないうちに忘れてしまった無数の"何か"があることを思い知らされるようで)、涙が止まらず本当に大変でした。
普段なかなか縁のないジャンルですが、思いがけず大名作に出逢えてよかったです。
あとは配信もあるみたいですが、本当に映像が隅から隅までマジで美しすぎるので、劇場で観れるうちに観たほうがいいと思える作品。見え方かなり違うのでは?と思います。
ここまで、泣く予定ではなかった…。
試写会(完成披露?)で鑑賞。
前作『ペンギン・ハイウェイ』が好きだったので、見た。
予告も普通に良かったので、そこそこの期待はしていたものの、
前作のカルト映画的なイメージが先行していたため、
今回もほどほどな感動をして劇場を出るものと予想していた…
が、その予想は良い意味で裏切られた。
過去作のペンギンやアオシグレ、子供たちを生き生き描く能力は天下一品。
一報で脚本には、矛盾点などが多い…(ここは前作から変わらずだが)
しかし、今回は作品の、キャラの持つ狂気というのか、執着心というのかが
まぁ、すごい。
なんでもないシーンでも、なぜか子供たちの悲痛な思いが伝わる。
ラストで主人公がヒロインに自分の思いを突然叫ぶシーンがあるのだが、
ここも前後の会話からは支離滅裂なのに、なぜか心を打ちぬかれる。
既視感としては、言の葉の庭のラストの二人の叫びに似た、
キャラクターの(≒監督)の絶対譲れない心を感じさせられた。
作品としては、子供たちの冒険ファンタジーという明るい作風ではあるが
その根底にあるのは、暴力的なまでの熱いクリエイター魂のつまった葛藤である。
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