雨を告げる漂流団地のレビュー・感想・評価
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少年少女が困難に巻き込まれ、乗り越える物語
映画館で観ました。
まず背景、作画、声優陣の演技は素晴らしいの一言です。
次にストーリーに関してですが、子供たちの心の動きを捉えるのが非常にうまいなと感じました。私自身はいい大人なのでそういった目線にどうしてもなってしまうのですが、彼らが困難な状況や思いがすれ違う場面に遭遇する度に「うんうんそうだよね、みんな偉いよ。がんばってるよ」という心情になりました。
そしてこれは『ペンギンハイウェイ』にも言えることですが、少年少女にぶつけるにはあまりに重すぎる容赦ない概念、世界の理(ことわり)のようなものに関する描写も圧巻です。観終わった後にも残る心地よい『謎』を提供してくれます。
逆に言えば、いわゆる子供らしい喧嘩や意地の張り合いといった類にストレスを感じる人や、「設定や世界観に関するフワッとした描写」にむず痒さを感じる人には受けないかもしれません。
いずれにしろ、映画館やテレビなど大きな画面で最初から最後まで一気に観るのをオススメします。
漂流系はどうしても
世代によって〇〇のパクりだよねって言いたくなるが
十五少年漂流記(子供が漂流する)を基に
ひょっこりひょうたん島(島が漂流する)
漂流教室(時空を漂流する)
一刻島ナンパ始末記(漂流してない)
この辺押さえておけば通ぶれる・・・気がする
今回は団地が漂流して子供がわちゃわちゃするも結果漂流してなかった
贅沢全部乗せパターン
この異様なる‼️❓違和感❓❓みんなで解明しようではありませんか‼️❓
異常な状況にも関わらず起こるイベントが残念
一棟の団地だけを残し全てが海に!
まるで物語の出だしはうる星やつらビューティフルドリーマーか、はたまた漂流教室のソフト版になるのか大いに期待したが、、、、
少年少女だけで冒険と友情をテーマとする物語は結構好きでそれだけに非常に残念。
あれほどまでに異常な状況にも関わらず少年少女たちに振りかかる冒険はほぼなかった。
またコウスケとナツメの不仲が最後の方まで説明がなくいつまでもモヤモヤさせた感じが
スッキリしなかった。不仲な内容も最後まで引っ張るほどのものではななく、序盤から
開示しお互いの思いを見ている側に教えたほうが共感を呼んでよかったと思う。
全体的に好きな感じだったけど薄味だったかな。
ひょっこりひょうたん島?
長すぎ
幼なじみの航祐と夏芽は姉弟のように育ったが、航祐の祖父・安次が亡くなってから関係がギクシャクしていた。夏休みに航祐は取り壊し中の、おばけ団地、に友達と探検に来た。その団地はかつて航祐と夏芽が育った家の有った団地だった。航祐は安次の家に入るとそこには夏芽がいた。すると突然、雨が降り、不思議な現象が起こり、気が付くと団地の周囲は海だった。海を漂流する団地の中で、航祐たちはサバイバル生活を送り・・・てな話。
団地が船みたいに海に浮いてて、他の団地がぶつかってきたり、途中まで沈んでて危なかったのが知らないうちにまた浮かんでたり、まぁ支離滅裂で長くてつまらなかった。
中だるみのところを切って半分の時間でも十分だと感じた。長ったらしい漂流時間はなんの意味も無いと感じた。
短かったら良かったかと言えば、それでもつまらなかっただろうけど。
刺さる人と、刺さらない人の差が激しそうな映画
ナツメが面倒くさい。
そりゃもう面倒くさい。性格も面倒くさければ背景もスタンスも面倒くさい。
昔からよく笑っていた。それはコースケのご家庭が本当に良い家庭で、コースケもいい子だったんだろう。
おそらく、安ジイの存在はナツメにとってとっても大切な存在で、だからこそ安ジィが死んだ後に殻に閉じこもるかのように
かつての機能不全家庭の「面倒くさい」ナツメが現れて、あろうことかナツメがその状態でストーリーが展開し続ける。
コースケが素直になれば大体解決するのになぁと思っていたが、過去シーンが描写されるにつけ、
1.もともとは面倒くさい性格(←母親すら知らない)
2.安じいのおかげで明るくなった(←ノッポやコースケ、クラスメートの知ってるナツメ)
3.安ジィが死んで、1に輪をかけた性格になっていた。
ずっと一緒に幼馴染みやってるコースケ。という立ち位置で惑わされそうだが、
「ずっと一緒に幼馴染みやっていた元気な家族」が、いきなり面倒くさくなったのだ。
しかもあっちからコースケを遠ざけるムーブをしている。そりゃ小学生になんかもうどうしていいかわからん。
さらに輪をかけるフロリダ女の口の悪さ。
と、いう時点でギブアップする人が多そうな予感がしました。
後半。一気に巻き返しにかかります。
ノッポ君の正体(?)、仲直りしたコースケとナツメ。
……と、いうことで、ここでストーリー的には前半の重さを巻き返してはいるのですが、
ストーリーと一緒に気持ちもリセットできたでしょうか。
リセットできない人はおそらくつまらないという感想を持ったままでしょう。
「リセットできない人は~」みたいなことを言う気はありません。ここらへんは好みの問題だと思うからです。
フロリダ女も色々あるんだねぇ、と納得できれば彼女への印象もけっこう変わるでしょう。
個人的には「遊園地には私の全部がつまっている」というセリフと、観覧車女の「パパっこだったあなたが…」で一気に許せた気がしました。
そうすると2の明るいモードのナツメを「作り笑い」と看破できる「見る目」があるのもなんとなくわかります。
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ガチ漂流はいわゆるテンプレですが、ジュブナイルでしっかり漂流シーンを描くのはアリです。
なぜか漂流団地の各家の水道からは水が出て、電気がついて、冷蔵庫には食料がいっぱいで……みたいなファンタジーより全然まし。
誰にでもおすすめできる映画というわけではないですが、
子供のころに団地はもちろんアパートやマンションなんかの集合住宅で過ごした人にはとてもおすすめだと思います。
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さて、ちょっと品のないことを言いますが、どうもキャラ設定や絵柄にエロ漫画の気配がするんです。
いや、作品を否定しているわけではないですし、エロ漫画を否定するわけでもありません。
おそらく漫画的にテンプレ的な個性のキャラ・テンプレ的なやり取りを複数用意してしまったばかりに
そういうにおいがしてしまったんじゃないかなーと思いました。あなたならどの漫画家だと思いますか?
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最後に。
作中でジュリのメガネをとったことそのものと、
必要性があって取ったのならメガネのないジュリが特に不自由そうな描写がなかったことはすごく残念でした。
映像美にはココロオドル
映像はキレイでしたがあまり刺さりませんでした。
小学生が漂流する話。小学生が漂流して生き延びる時点で設定に少し違和感を感じた。(食料が尽きることや怪我をすることなど)
しかしそれ以上にキャラ設定が見ていてイライラするものだった。いつまでも素直になれない主人公と幼馴染、常に我儘で人のせいにするお嬢様、うるさい黄色髪の少年など。お嬢様がヒロインに突っかかって、それをもう1人の女の子が止めるというるさいやりとりが何度もあって見ていてイライラした。
イラストは綺麗でよかったです。
時間の無駄作品
ハラハラ、ドキドキ、そして涙が止まりませんでした
団地が海に漂流し(異世界に飛ばされるようなもの)、最初はキャンプ気分で楽しく過ごす子供達、次第に元の世界に帰れない事を悟り食事も少なくなってきてからは過酷なサバイバルとなります。
ヒロインのナツメの親は喧嘩ばかりで良い家庭ではありません。ナツメにとって主人公や安ジィは家族の良さを教えてくれた本当の家族のようなもの、一緒に過ごした団地も思い出の詰まった大切な居場所だから団地から離れるのは本当に辛かったんでしょうね。
団地や遊園地の精みたいなのがいて、『建物側が人間達を見ていた』という所がとても面白かった、また別れのシーンは涙が止まりませんでした。
物語後半のシーンは涙が収まらないままハラハラしっぱなしでした。
主題歌がずとまよさんという事で観に行きましたが本当に面白かったです。
映像、主題歌、内容(人によるかも)そしてなにより声優さん達の素晴らしい演技が最高でした!
子供より大人に見て欲しい
残念ながら私にとっては駄作でした…
とにかく登場人物たちの行動理念というか、行動自体の理由がさっぱり見えてこない。
主人公のコウスケとナツメからして、キャラクターが理解しにくい。特にナツメ(女性)は何故か異様に卑屈であり、全くと言って良いほど自己肯定をする事がない。コウスケもキャラのブレが激しく、正義感が強い少年なのか、子供用青春スーツをまとったツンデレなのかよく分からない。
そして最後まで言い争っているのはどうなんだろう。少しは雪解けというか互いにデレても良さそうなものだが。
また、それに輪をかけてイラつくのはレイナという金持ち娘はギャンギャンわめいて他者(特にナツメ)を攻撃するばかりで、そのイヤな印象は最後まで拭えなかった。
身体中に植物が生えてくるというちょっとエウレカっぽいノッポくんや、観覧車のシーンで突然出てくる緑のお姉さん(笑)の正体も結局最後まで明確にされません。
「君たちをずーっと見てきた」というセリフがあるので、団地や観覧車そのものが子供や女性の形を取って具現化されたものか、あるいは団地や観覧車の精?のようなものかと推測しますが、それならもう少し役に立ってくれよww
台風の中、わざわざ出かけた舞台挨拶(特別料金2100円!)なので最後まで見たけど、もしもNetflixで見ていたなら途中で見るのをやめていたと思う。
それくらいのつまらなさだった。
正直期待以上の良作品
さっぱり解らない
誰が何を考えて企画し、どの層に観て貰いたいのか、何を伝えたいのか、さっぱり全く一寸も解らない。
子供たちが過剰なほど物理的に傷つき、終始ギスギスしている。それを何回も繰り返す。
問題が起こっても解決せずに棚上げし、また問題が起こる。
特に何か解答が有る訳無く、唐突に話が終わりハッピーエンドになる様は限りなくホラーである。
親子連れの観客が多かったが退席率が凄まじかった。
内容的に仕方無いと思うし、可哀想だなぁ、とも思う。
客寄せの俳優や芸人を使っていないガチキャストだっただけに、非常に残念。
映像も綺麗でもないし、迫力が有るわけでもない。
少ない予算を声優で使いきった駄作と云う印象。
総評:Netflixはゴミ。
文字通りの漂流団地
心がちょっとザワザワする
映画の主題を語ることは、あまりしたことがない。
考えないようにして観る映画も多い。
ペンギンハイウェイも好きだったし、泣きたい私は…も観たから、この映画もなんの気無しに再生ボタンを押した。
最初は、なんてことのないアニメ映画だと思った。
けれど、知らず知らずのうちに見入ってしまっていた。
僕は、大切な人を傷つけた経験がある。
後悔は今も癒えない。
そのことを、映画を観ながら思い出していた。
ストーリーはとっつきにくいかもしれない。
登場人物に共感できない!っていう人も多いと思う。
好き嫌いは分かれるんじゃないかな。
強いてジャンルで分けるなら、アドベンチャー+ちょっとダークファンタジー。
でも、これまで生きていて、人との繋がりの中で、辛い経験や、悲しい思いをしたことがある人なら、なんとなく感じることや考えることがあると思う。
この映画の主題は何だったんだろうな、と考える。答えは出てないけど。
そういう意味でも、観る価値があったな、と思う。
多分もう一回観る。
やっぱり映画は、心がちょっとザワザワするくらいのやつが好きだ。
子供に見て欲しい映画
作品のテーマである別れやそれでも誰かと前に進もうとすることと、作品の舞台である団地がうまくマッチしており、とても楽しめた。
少しウジウジした、メンタルヘルス的によろしくない状態や、それを本人もわかっていて、それでもどうしようもない感情をうまく表現していて、誰でも共感できるようなものとなっていると思う。
現実離れした設定と展開に違和感あり
スタジオコロリドの第3作目で団地ごと海に漂流することになった小学生たちのサバイバル生活を描いた冒険ファンタジー。
オバケ団地に忍び込むまでは良かったが、途中から一転して現実離れした設定と展開に違和感があり面白みに欠ける。
2022-159
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