「昭和の団地ノスタルジー」雨を告げる漂流団地 jfs2019さんの映画レビュー(感想・評価)
昭和の団地ノスタルジー
ペンギン・ハイウェイの石田祐康監督の作品。ペンギン・ハイウェイ同様に、小学生が本当に小学生らしいのがよかった。いつの時代も小学生は変わらない。子供の頃、まさに劇中に出てくるような昭和の団地に住んでいたわたしには全てが懐かしかった。エンディング曲と挿入歌の、80年代のニューミュージック(というジャンルがあった)を彷彿とさせるアレンジにもグッときた。そして、小学生はよく怪我をする。あまり後先考えずに行動するから。女の子の怪我が本当に痛そうだった。わたしも小学生の時、遊んでいて団地内の道路の縁石につまづいてこけて、車止めのコンクリートの杭に顔からぶつかって下唇の下をザクッと切ってしまったことがある。あれは痛かった。まだ少し跡が残っている。それを思い出した。
しかし、団地ノスタルジーだけで2時間引っ張るのはちょっとしんどかったかも。話は進展せず、もうちょっと笑いや謎解き要素があってもよかった。なんかモヤモヤが残る。Netflixで視聴したが、何度か途中で一時停止してあと何分あるのか確認してしまった。アニメの技術は特級なだけに、もったいない。
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