「残念ながら私にとっては駄作でした…」雨を告げる漂流団地 プリズナーN0.6さんの映画レビュー(感想・評価)
残念ながら私にとっては駄作でした…
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とにかく登場人物たちの行動理念というか、行動自体の理由がさっぱり見えてこない。
主人公のコウスケとナツメからして、キャラクターが理解しにくい。特にナツメ(女性)は何故か異様に卑屈であり、全くと言って良いほど自己肯定をする事がない。コウスケもキャラのブレが激しく、正義感が強い少年なのか、子供用青春スーツをまとったツンデレなのかよく分からない。
そして最後まで言い争っているのはどうなんだろう。少しは雪解けというか互いにデレても良さそうなものだが。
また、それに輪をかけてイラつくのはレイナという金持ち娘はギャンギャンわめいて他者(特にナツメ)を攻撃するばかりで、そのイヤな印象は最後まで拭えなかった。
身体中に植物が生えてくるというちょっとエウレカっぽいノッポくんや、観覧車のシーンで突然出てくる緑のお姉さん(笑)の正体も結局最後まで明確にされません。
「君たちをずーっと見てきた」というセリフがあるので、団地や観覧車そのものが子供や女性の形を取って具現化されたものか、あるいは団地や観覧車の精?のようなものかと推測しますが、それならもう少し役に立ってくれよww
台風の中、わざわざ出かけた舞台挨拶(特別料金2100円!)なので最後まで見たけど、もしもNetflixで見ていたなら途中で見るのをやめていたと思う。
それくらいのつまらなさだった。
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