「集合住宅の壁くらいの厚みの物語の隙間から、少年少女をたっぷり覗ける映画。」雨を告げる漂流団地 HENTUさんの映画レビュー(感想・評価)
集合住宅の壁くらいの厚みの物語の隙間から、少年少女をたっぷり覗ける映画。
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ストーリー性は無い。
あの世との狭間(?)に迷い込んで大変だった。
ただそれだけ。
話全体の流れについて、詳しい説明や納得出来る事柄はありません。
幼馴染の男子と女子が困難を前に成長する場として用意されているだけ。
この映画には、作画監督がなんと17人もいます。
とにかくビジュアルが良い。
この映画は、そこだけ見ればOKです。
ポスターや予告動画を見て、カワイイ、良いな、と思ったら見ればいい。
カワイイ少年少女が、傷付いたり言い合ったりするところを、ハラハラしながら見る映画。
子供向けの作品ではありません。
ヒロインの子の親の仲が悪くて離婚した回想シーンからの、
なんでも自分が悪いことにしてしまうような性格なんか、痛々しくて見ていられない。
それでこそ主人公の男の子の優しさと好意がよく見えるんだけれど。
色んな所で生傷が出来たりするところも、苦手な人には痛々しい。
ラスト前のシーンも、作品が作品なら全員無事ではいられない危うさ満載。
この映画に、ストーリー性はありません。
得られる学びや気付きもありませんでした。
考察不要。ただの舞台装置だから。
小学生の男子や女子が痛々しい目にあうのを見るのが好きな方以外は、
見なくても良いと思います。
私は好きなので、☆3つです。
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