「ブランディング」ダ・ヴィンチは誰に微笑む ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
ブランディング
この映画は吹替が良かったなぁ。人名とトークが両方字幕だと、目が追いついていけず、あわわわとなってしまった。
最初に絵を見つけた人は、確信まではなかったと思うが、期待していたのは間違いない。だけど、修復というより、お化粧って感じにしちゃったのは、どうなんだろう。なんか、てっかてかになってたよね。
絵は長い時を過ごしながら、今の世に残った。残ったということは、人を惹きつけるものがあったわけだ。ロマンがある。だけど、莫大なお金が動くと、リアルになってしまい、興が冷める。
いろんな人が、それぞれの思惑を持って、ダヴィンチの作品に仕立てた(と私は解釈した)。絵の来歴がはっきりしない以上、ダヴィンチの手によると、証明はできないのに。スフマートや文献などから、可能性があると言うのがせいぜいだと思うけど、真偽は明らかでない方が、都合のいい人がいるんだよなぁ。天才ダヴィンチは、老舗のブランドである。ブランドは安心だ。
ロシアの実業家を騙した人が、堂々と顔出しているけど、報復されないのだろうか。強力なバックが付いているのか? うーん、裏社会のにおいがする。
BGMのジャズっぽいドラムが渋い。クールでスリリングな雰囲気がした。
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