「もっと若いのが」茶飲友達 みきさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと若いのが
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「人生100年時代」
恐ろしい時代です。
良くも悪くも長生きするいま
必ずしもそれが「良」とはならない現実が
この作品にはギュッと詰まってる気がしました。
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孤独に苛まれ、生きる活力が見いだせない
そんな思いで過ごしている人は
きっと老若男女問わなくて
そしてそんな人たちは、
ただ人と人との繋がりを感じたい。
人の温もりを感じたい(性的な意味ではなく)
それだけで十分な人も多かったのではないかと
言う気がします。
綺麗事でしょうか(苦笑)
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多くの人にとって他人事ではない「老」
貧困に喘ぐ若者と老人
いつまでも目を背けてはいられないそんな作品。
いそいそとおめかしをする男
大切に切り取っておいた新聞の広告を手に取り
電話をかけるも
「おかけになった電話番号は現在使われておりません」
受話器を落とし、膝から崩れ落ちる男の絶望感、悲壮感が
なんとも言えません。
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