「 愛と売春の境界みたいな話は昔からあるけれど、高齢者対象の売春で、...」茶飲友達 えみりさんの映画レビュー(感想・評価)
愛と売春の境界みたいな話は昔からあるけれど、高齢者対象の売春で、...
愛と売春の境界みたいな話は昔からあるけれど、高齢者対象の売春で、しかも売りも高齢者というのは、ちょっと奇抜。そこにファミリーとは何かという問題が、単身者の増加と家族の解体の文脈で描かれているのは時代を映し出している。
が、気持ちが理解され家族と言えるのかと思えた相手に裏切られるラストは、陳腐なストーリーだけど厳しい。利用されてたけれど必要だったという言葉も悲しい。
そして、本当の母親が家族だからとしゃしゃり出てくるラストシーンは脅威だ。その母親の表情が美しいだけ不気味。
名演小劇場の一階の椅子は立派で快適で、休館になるのは本当に残念。
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