「真剣佑のバキバキの体が凄い❣」聖闘士星矢 The Beginning bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
真剣佑のバキバキの体が凄い❣
1980年代に少年ジャンプで、漫画の連載が始まり、アニメ化もされ、大人気となったコミック・アニメの実写化。自分は、漫画もアニメも世代ではないので、タイトルは知っていても、全く観たことはなく、内容はほとんど知らずに先入観なく鑑賞したが、なかなか見応えある作品となっていた。
東映とハリウッドがタッグを組んで、スタッフや出演者が結集して作られたアクション・バトル。まず、荒波が岩にぶつかる、あの東映のオープニング・シーンから幕開けたのは、日本人としても胸が躍った。アニメの実写化は、何かと裏切られる作品が多い中、マーベルやDCには適わないにせよ、迫力あるバトル・シーンが繰り広げられていた。
『ビギニング』のタイトル通り、スラム型のストリート・ファイターだった星矢が、聖闘士になるまでの最初のステージを描いている。自分の中に小宇宙(コスモ)の力を秘めていることを知り、その小宇宙を操る能力を、厳しい修行を通して身に着けた星矢。女神アテナの新たなる生まれ変わりとなったシエナを、命がけで守る決意をし、シエナの命を狙う組織と激しいバトルを繰り広げる物語。
そして、シエナを狙う組織のボスが、なんとシエナの母という設定も、単なる勧善懲悪のアクション・バトルではなく、親子の揺れ動く愛憎劇としての一面も、描かれていてる。
主演の真剣佑は、英語もベラベラ、アクションも一流、あの甘く美しい顔立ち、そして、ラストに見せた腹筋はバキバキ、胸筋はムキムキのあの体、男から見てもホントにカッコイイ❣これから、もっともっとハリウッドのアクション・スターとなって活躍して欲しい。
共演には『X-MEN』でジーン役のファムケ・ヤンセン、『ロード・オブ・ザ・リング』や『ゲーム・オブ・スローンズ』で出演していたショーン・ビーン、『ジュマンジ』や『アナベル』のマディソン・アイズマンが、ヒロイン・シエナを演じていた。そんなハリウッド俳優の中に入っても、真剣佑の演技は、堂に入ったものだった。
それにしても、公開時期が悪すぎる。『スーパーマリオ』と『コナン』と同時期の公開では、なかなか勝ち目はない。『マリオ』と『コナン』は満員御礼なのに、こちらは、観客10人程度だったのは寂しい…。