「何とかせいんと…何とかせいや!」聖闘士星矢 The Beginning シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
何とかせいんと…何とかせいや!
親父ギャグなタイトルで、なんかすいません。原作をそのまま映画にするのは難しいから、アテナを護る聖闘士と言う設定以外は変えてもいいと思いますが、あまりにも脚本が悪すぎでした。いわば、アテナの両親の壮大な夫婦喧嘩に主人公が巻き込まれているだけで、スケール感がないし、主人公が修行するシーンもやたら尺が長く、アテナのオカンの組織がどういう組織かもよくわかりません。悪役も地下プロレスラーじゃあ、しょぼ過ぎます。どうせなら、聖闘士を何人も登場させ、敵味方に分かれて戦ってほしかったです。アクションはCG満載だけど、実際の肉弾アクションもしっかりやっているので、いい感じだし、聖衣のデザインもこれはこれでありかな。日本発のコンテンツだから応援したいけど、このままじゃ二作目できたとしても、配信レベルにならないかな。役者では、新田真剣佑が体術と英語を駆使して頑張っています。007で共演のファムケ・ヤンセンとショーン・ビーンは貫禄あるけど、アテナの両親にしては老けすぎ。
コメントする