「かつて愛し合っていたが別れを余儀なくされた二人の女性。一人は韓国で...」ユンヒへ LSさんの映画レビュー(感想・評価)
かつて愛し合っていたが別れを余儀なくされた二人の女性。一人は韓国で...
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かつて愛し合っていたが別れを余儀なくされた二人の女性。一人は韓国で一児の母、もう一人は日本で獣医となるが、シングルマザー、異邦人、そして性的少数者としての孤独を抱えている(直接的には描写されない痛みが伝わる)。そんな二人の日常が、それぞれの家族のちょっとしたおせっかい(あるいは好奇心)によって変化し、時を経て再び邂逅するさまが静かに描かれる。触媒となった前者の高校生の娘と後者のおばさんの演技がとてもよい。
映画の半分が日本パートで、製作陣の背景を知らないが、会話の台詞だけでなく交わされる情緒にも全く違和感がなく、丁寧に作られていると感じた。
帰って「ラブレター」を観てみたら(名作ですね)、冬の小樽、法事、坂の住宅街、カメラなどのオマージュににんまりした。
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NOBUさんのコメント
2022年2月5日
おはようございます。
今作、好きなんですけれど殆ど、話題にならず・・。
仰る通り、「ラブレター」へのオマージュ溢れた抒情性溢れる作品だと思いました。では、又。