劇場公開日 2022年9月16日

  • 予告編を見る

「アザがあるから感情移入しにくい...それこそがこのテーマかも」よだかの片想い ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アザがあるから感情移入しにくい...それこそがこのテーマかも

2023年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「偶然と想像」や「愛なのに」で中島歩が好きになり、お目当てで鑑賞。
監督曰く、飛坂役は中島歩しかいない、とオファーされたそう。
イケメンなんだけど、不器用で天然で、恋愛下手という役をとても自然に演じている。出演作品、全部おなじような役だけど、どれもはまり役である。

作品はというと、全体的によだかの星が意識された作品で、アザとよだか、鷹を意識したダンスなど、一貫性がたもたれていて観やすかった。
そして、松井玲奈の顔のアザ。松井玲奈は映画で観るのは初めてだったけれど、あんまり印象に残らなかった。なによりアザが気になってなかなか感情移入ができなかった。

しかし、それこそが、この作品のテーマだと感じた。自分の中で、いかに見た目が占める要素が大きいかと痛感したのが観終わった感想である。

脚本としては、お決まりで予想のできる展開ではあったが、テーマ性としては良い作品だった。

2023年劇場鑑賞20本目

ひでぼー