「あの市街戦の迫力は、日本では無理」レイジング・ファイア よしさんの映画レビュー(感想・評価)
あの市街戦の迫力は、日本では無理
麻薬組織を追う刑事と、警察に裏切られ闇落ちした元刑事達の激闘を描く物語。
ドニー・イェン主演の香港アクション映画。
流石のカンフーアクションと、それに負けていないガンファイト。兎に角迫力満点のアクションで飽きさせません。
香港ノワールのテイストで、刑事達の哀愁もしっかりと描写。映画全体の魅力を高めています。
クライマックスは「ヒート」を想起させる市街戦。ハリウッドに負けていないその迫力に、香港映画の底力を見た思いです。
ただ、それだけに二人の決着への流れは勿体なかった。
あれだけ警官隊がいるなかで、二人のタイマンによる決着は無理がありますし、あれだけ銃弾が飛び交った後でのカンフーアクションに繋がるのは説得力を感じませんでした。
どんなアクション映画でも、格闘シーンをクライマックスに持ってきたくなるのでしょう。でも、銃という飛び道具がある中で、どのように格闘シーンに持って行くかは、センスと工夫が必要だと感じます。
私的評価は4にしました。
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