「アクション最高 & 大爆発!怒火、神作品!!」レイジング・ファイア とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
アクション最高 & 大爆発!怒火、神作品!!
まず何よりアクションが120点満点、コレに尽きる!! 目を見開いて見入ってしまう超速アクションが最高すぎて語彙力失うレベル。ベニー・チャン監督遺作 × アクション監督ドニーさんだけあって、今年見たアクション映画で一番おもしろかった。香港映画の底力というか実力をこれでもかと言うくらい堪能した大満腹、大満足、元気もらった!
正義すぎる性格の主人公だけど、向こうで暴力聴取はスタンダードなのか、対象を怒涛のスピードで頭打ち付ける始末。これもまた世の中にたくさんあるグレーゾーンの一例か。と、それは本作の歯切れの良さの一端で、尺長めだけど全体的にテンポよく見やすい。一方で、髪型もあって少し福山雅治にも似ているニコラス・ツェー演じる、かつての相棒(?仲間・同僚)ンゴウの怒れる"人誅"と、回想明けの顔の両面見せる演出などに表れた二面性。まさしく二人はコインの裏と表、表裏一体的関係性。マスクを取るシーンやわざと警察に拘束されて大切な人を罠にはめるなどジョーカーからの、白昼堂々の市街地銃撃戦。もはや『ダークナイト』と『ヒート』に、トイレのシーンは『ファイトクラブ』タイラー・ダーデンっぽい。
度肝抜かれる勢いで刮目した…!単身乗り込んで防弾チョッキを腕に巻くのも、何より車やバイク総出で怒涛のクロスカッティングからの集結チェイス(?)シーンも、ナイフ二刀流に対抗して警棒出すのも正解すぎる。教会は『男たちの挽歌・最終章/狼』思い出した。これぞクリスマス最高の年末になったし、縁起良さそうなので年始一発目に見るのもピッタリそう!