「if物かと思ったら違っていた。」僕が愛したすべての君へ ひろちゃん千葉さんの映画レビュー(感想・評価)
if物かと思ったら違っていた。
まあ間違ってはいないが、なんかこれじゃ無い感が…まあそう思うのは連続して対の映画を見たからと言うのもある。
それとこんな事を言うのも何なのですが、どの上映館でもこっちの方が後で見るタイムスケジュールになっているんだよね。
臍曲がりな俺はこっちから見ようかと思った。
が、時間の都合で逆は日にちを変えても難しい、次の金曜からは上映回数も減ってしまい見に行くのも辛い状況。まあそれだけ人気無いんだろう事は見て確認した。
時間に余裕があればこっちから見ても面白い?と思うけどどうにもそうさせない勢力が…
それともう一方の映画のオマケ映像のフル版がこの映画の冒頭だからどうしようもない。
できれば二つの映画の接点はありそうで無い映画にして欲しかったな。完全なifでは無く並行世界とタイムパラドックス物の中でのifだからな。
何でこんな構成にしたんだろう?
確かにそれぞれの映画でそれぞれの人生を歩む主人公達。しかし並行世界でリンクしている。
つまり同じ映画を別の視点で見ただけで実質一本の映画と同じなんだよね。
それはそれで良いと言う話もあるけど、う〜ん何だかな。期待したのと違う。
主人公とヒロイン二人の計3人はそれそれぞれ並行世界でもハッピーエンドなんだけど一番の勝ち組は主人公の男だな。二番目が眼鏡。最後は薄幸の少女かな。
ま、三者三様幸せも人それぞれ。
物語はそんな感じでこれか、もう一方どっちか一つ見ればストーリーが大体分かってしまうのもね。伏線回収位しか役立って無い様な。
あと対の映画もそうだけど並行世界の入れ替わりが分かりにくい。そう言う物だと説明はあるが誰が並行世界から来たのか、戻ったのか、何故主人公は並行世界のあっちこっちに装置無しで行けるのか、単なる夢なのか、主人公も分かってない様だが視聴者も分からない。まあそう言う事なんだろうで取り敢えずやり過ごす感じ。
あと気になったのはとにかく作画が悪い。
毎週放送のTVアニメ並み。顔などもそうだが細い所が非常に雑で細かい描写が無い。
コロナもあってヤッツケになってしまったのもあるのだろうが、むしろ2本に分けてしまったからでは?同じシーンの使い回しはどうしても多くなるし、なのに作画が悪いでは。
それと未来の町や技術も出てくるが、何とも近未来的。60年未来なのに10年位しか違って無い様な感じ。確かにそんなに街並みが変わるか?と言うのもあるが、殆ど変わらないのもどうか?なんで相変わらず煙突からモクモク煙が出る工場なのか、何故自動運転なのにハンドルまだあるのか、60年後の車椅子が現代の電動車椅子とさして変わらないなどなど。
内容も原作未読だからどこまで忠実か分からないし実験的要素があるにしろかなりガッカリしてしまった。ifなら完全に別のルートで物語的な接点も無しにして欲しかったな。
単なる別ルートのラブストーリーでは無いが、
むしろそっちの方が良かった気がする。
なんか感動するシーンは色々あれど感動しないしラブストーリーを楽しむでも無い、哲学的な内容の様で擬似科学的で変な理屈も多いし
主人公達は色々偏狭で共感できるポイントも少ない。楽しみどころが分からない。
人にどう薦めて良いかわからない映画。
大作になりそうな要素は満載だけど完全に凡作。これは映画が悪いのか原作が悪いのか。
因みにこの映画にはオマケ映像はありません。
エンドロールでお終いです。
追記 この金曜日からローテーションが変わってこっちが先になりました。
コメントありがとうございます。
よく見たらこの金曜日から放映のローテーションが入れ替わってこっちが先になるスケジュールになってました。近隣の映画館もだいた同じでした。一応公平になる様に考えて入れ替えてるんですね。
はじめましてイイねありがとうございました😊。私の場合逆で本作の方が先でした。アニメ&映画シロウトの私的には「粗から密へ、単一の物語から【くどいくらいの繰り返し映像で】」順番自体は考えてるなぁと思いました。映画館の支配人が決めるのか?それとも系列の統括幹部が決めるのかはわかりませんが。・・確かに車🚗の車種みたいのも今と変わらず、違和感MAXでした。確かにシロウト的にも精緻なアニメ描写ではなく平凡なものでした。平均値ですね。失礼します。🙇♂️息子が簡単に蘇る並行世界が都合良すぎて、失笑しました。