「【後攻】主役は和音」僕が愛したすべての君へ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
【後攻】主役は和音
クリックして本文を読む
発売当時に原作を読んではいますが、うろ覚え以下の状態で鑑賞。
『君を愛したひとりの僕へ』の方があまりにヒドかったので、観るのを辞めようとすら思いましたが、こちらの方がマシでした。
主軸は暦と和音の平穏な生涯であり、大きな悲劇が起きるのは(平行世界の)和音です。
橋本愛が上手いとは言えませんが、感情を昂ぶらせる部分も観られるレベルだったのではないでしょうか。
(鑑賞順により耐性がついていた可能性もありますが)
今作を観ることで、暦と栞の演技がどれだけヒドかったかを再確認させられました。
短い上映時間の中で一生を描くので、正直物足りない部分は多いです。
高校時代はサブキャラになりそうなキャラもいたのに声すら付いてないし、もっと二人が関係を深めていく描写は欲しかった。
けど、お爺ちゃんの問いかけや暦の結論など、良い面も少なからずあったと思います。
ただ、『君を〜』でやったシーンを、補足を付けながらもう一度流すので、特に序盤は冗長な印象が強い。
両作品に言えることですが、重複描写やお互いのダイジェストを削って、もっと別のことを描いた方が良かったのではないか。
作画はこちらの方が安定してましたし、「もう一つの世界」のことも一応は説明はされるので、どちらかだけ観るならこちらかな。
コメントする