「こちらのほうがボーイミーツガール要素は強い」僕が愛したすべての君へ トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
こちらのほうがボーイミーツガール要素は強い
本作は2つのバージョンがあり
個人的にはこちらを最後に観た
「君愛→僕愛」という順番です
君愛は僕愛の補完要素っぽい感じがするので
こちらのほうを先に観たほうがよいかも
ただ、この作品のほうがボーイミーツガール要素が強い
というよりも、結婚してから老人になるあたりまでも
しっかり描いているので、ボーイミーツガールと呼んでいいのかわからない
本作は和音がしっかりヒロインをしているように思う
ただ、最初の85番目の平行世界からきたとか
高校のときの告白を断った理由など
「犬から助けてくれた」という話の真相
そして、栞っぽい女の子がなぜ逃げていったのか
本作を2つのバージョンを見てもわかないところが多い
ここら辺は原作を見ればわかるのか?
基本的にこの作品は穏やかにストーリーが進んでいく
唯一のハプニングは通り魔関連くらいかな
(この作品の話では平行世界のなかで平穏な世界らしい)
ちなみに結婚式のときデバイスを外したのは
平行世界の和音でも愛すという決意だったのかな?
「君愛」と「僕愛」と二つともみると
同じようなシーンを使いまわしているように感じるし
「君愛」のダイジェストシーンを見ると
作画の違いがはっきり分かってしまう
片方だけ見る人に対してわかりやすくしているとは思うが
見る順番によって印象が変わることを売りにしているのはコンセプトとしてよいと思う
個人的には映画を観るのなら2つとも見てほしいが
時間とかお金とかの問題でキツイし
そこそこSF要素が強いので他人には勧めにくい
2つで星4つです
余談だが「君愛」「僕愛」の作品は
「ジェネリック新海誠」のアニメ映画作品リストに載っていてネットで話題になっていたが
人生を長いスパンで描いていて、SF要素が強いように思うので
ボーイミーツガールとして見てよいのかなと思う