「人を食ったような」ドント・ルック・アップ 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
人を食ったような
解説からは少しシリアスなスリラーと思いきや、コメディみたような人を食ったようなデフォルメ・ムービーでした。冴えない学者のデュカ君熱演よし、メリル君脇役なんだから少し抑えればいいのに全開演技でズレまくった女大統領怪演、この人が出てくると完全に画面喰いますね。他の役者もやたらわざとらしい過剰演出で好感度大です。ただスポンサーの意向なのか、世情を伝えるのにやたらSNSが登場して鼻につきます。タイトルに昭和のサスペンスドラマ風のダサイ曲が流れてかなりセンス鋭いです。といってエンタテイメントに徹しているでもなく、警句みたような、皮肉みたようなかなり変わった作風ですが、まずまずみんなに薦められそうです。
しかし2時間20分は長すぎ、1時間40分で十分。
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