ちょっと思い出しただけのレビュー・感想・評価
全64件中、21~40件目を表示
今、この映画を作る意味とは……?
松居大悟監督のTwitterで「そろそろ上映終わり始め」というのがあり、伊藤沙莉さんのファンでもあり、で見に行きました。
松居大悟監督と言えばラジオ「ジャンプオーバー」、舞台「みみばしる」。その監督の意欲作、という触れ込みなんですが……何の、どんな意欲が?
なんて考えながら見ていました。
キャスティングした俳優を使って恋愛映画を一本撮ってみた?伊藤沙莉の松井監督なりのイメージで恋愛モノを作ってみたかった?
正直、時系列を再構成してなければ、知り合いの子供のビデオを見せられているのとあまり変わらない。
場面の始まりはいつも時計の表示で、年がなく曜と月、日、時分の表示で月と曜が英語なもんだからさらに分からなくなっており、あれ?日付同じじゃない?あ、でも曜日が違うから前年なのか、なんて思いながら見ていて。
中身は「フツーの恋愛ですか」みたいな感じで。ヒロインが女性タクシードライバーというのが多少珍しいかもしれないけれど。
最終的にはニューヨーク屋敷と伊藤沙莉が一緒になって、子供が生まれました、というお話。そこに元カレ(池松壮亮)との思い出を「ちょっと思い出しただけ」というお話。(愛着が湧かなすぎて役名じゃなくて役者名で記述)
序盤に安斉かれんっぽいのが出ててエンディングで「安斉かれん」だったー!という答え合わせと、
中盤に出てくるタクシードライバーの名前が思い出せなかったのがエンディングで鈴木慶一(ムーンライダース)だー!って答え合わせができたのが楽しみだったくらいの映画でした。
あと、永瀬正敏を出して別の場面で「愛だよ、愛」(永瀬正敏出演のカクテルパートナーの「愛だろ。愛っ」)に引っかかってるのかなー、と思ったくらいですかね。
役者さんは達者でした。最低点0.5+役者さんの達者さ(意外にもニューヨーク屋敷も)0.5+伊藤沙莉くっそかわいい1.0で2.0としました。逆に言えば4.0-脚本・構成2.0と言えるかも。
積極的な彼女とぐずぐずの彼氏の再現Vを2時間見せられるのは辛かったわー
結局のところ、この映画を通して自身の恋愛体験から甘酸っぱい空気や香りが出てきて思い出に浸れる人は高評価、不幸にもその下敷きとなる体験がない人はピンと来ずに低評価になるのかもな、と思った。前者と後者で物語に対する感情移入度が天地ほど開きがあるものね。
お金は必要だが重要ではない
冒頭のセリフが頭に残っている
当たり前なことだけど
多分大事なことだ
何のために頑張ってる
淡々と日々を過ごしている
お金のためか
自分のためか
家族のためか
思い出すこともしない
自分に恐れている
唐突にどこかに行きたいと
思ってそこがどこかは
わからない
だから行き先を誰かに決めてもらって
そこへ向かう
自分が動いて初めて見える景色を
その考えが説明していて
心地よかった
車でなくてもコロナでなくても
それはあんまり変わらない気がする
クリープハイプの歌でも聞いて
今まで自分に関わった全ての人を
ちょっと思い出してみよう
映画を見てる間、2人が出会って愛し合って離れるまでの本当に長い長い...
映画を見てる間、2人が出会って愛し合って離れるまでの本当に長い長い時間をまるで一緒に過ごしたかのような感覚になりました。凄く良かったです。あと沙莉ちゃんが可愛いのと、池松壮亮の色気が良かったです。
僕もちょっと思い出しちゃう
池松壮亮がすごいよかったです。
優しい繊細なロマンチスト野郎なんだろうなって感じが。
あの頃はノッてくれた映画の再現も、あっさりすれ違う。
なんで今やねんって彼女は思って、なんであの頃みたいに戻ってくれないのと男は思うっていう。
あぁ、なんかこんなんあったなぁと、僕もちょっと思い出してしまいました。
クリープハイプの曲が良かった。
ナイトオンザプラネット観てみたいと思います。
ほろ甘いほろ苦い
なんともリアルでなんとも切なくて、幸せで切ない。
こんなふうに恋したことを思い起こさせて、途中映画の時間軸のカラクリがわかってタイトルの意味を理解した時にぶわわっと切なさが増して。
カップルできてる方が多かったけど、この映画を観て、変に意地を張らずにふたり素直になってね、とどこから目線かわかんないけど思いました。
大好きだけどもう取り戻せない時間っていうことの重さ切なさを、ひさしぶりにひりひり感じてちょっと嬉しく。
主題歌がたまらなく良くて今もまだ脳内ループ。主題歌をきっかけに映画を観に行くのは初めてだなぁ。
尾崎世界観の出方も結構好きでした。何度か、っててるおが笑うところ好き。
時間軸を理解してからもう一度見返したいなと思った。今日から先着でポストカードをもらえたし、もく先に行かれてた方、もう一度観に行くなら今ですよ!
伊藤沙莉がタクシードライバーってだけで見ずにはおれないナイトオンザプラネットの世界
--
タクシーでウィノナライダーごっこしてるしジャームッシュ組の永瀬正敏もそれらしい役で出てくるし…楽しい!
記憶は現在から過去に遡っていく
映画的な編集で…なんでもない夜がひとり一人の宝石となって輝いています
もちろんクリープハイプの主題歌あっての世界観で…それも含めて余韻の残る映画です
個人的に一番好きなシーンは二人が別れた日に突然たまたまそこにいるいろんな人たちの声が聞こえてくるシーン
ずっと二人を撮りながらも、そんな物語はそこで映し出される人たちにも(そしてそれを見ている私たちそれぞれにも)きっとあるという…
ジャームッシュ的な監督のまなざしが一番よく出ている場面だと思いました
あ、あともうひとつ!
ほんの少し出てくる伊藤沙莉の関西弁がいい(寝ても覚めてもの春代以来?)
そう言えば葉みたいな女子は大阪には結構いてる気がするなーと笑
あ、あと池松君の声、伊藤沙莉の声に負けず劣らず心地よかったです
國村さんの声とともに映画館で聞く価値ありやと思います
日常の一部を切りとったような自然さ
派手な演出やジェットコースター的な面白さはないが、とても魅力的な作品。まず、主役二人の雰囲気がいい。思わず二人の幸せな未来を応援したくなる。ストーリーの構成も、丁寧に考えて作られたんだろうなぁと想像できる。
きっと誰もが、心の中でずっと大事にしたい出会いや経験を持ってるはず。たとえそれが他人から見れば平凡で、どんなにささいなことでも、はるか昔の思い出に変わってしまったとしても。そんな人生の一部分を巧みに描き出している。
互いに生きる道は違ってしまった。今の暮らしには満足してる。でもある時ふと夕日を見て思い出す。あぁ昔あんなこともあったなぁ~(過去形) 同じ夕日を見て別の誰かが別の場所で同じことをぼんやり思い出してる。
劇場で誰にも邪魔されずにぼーっと見るのに適した映画だと思う。生活音があると、リアルな生活に溶け込みすぎて映画の印象が薄まってしまうかも? それくらい自然。いい意味で。
2021年7月26日。 タクシードライバーの野原葉(伊藤沙莉)は、...
2021年7月26日。
タクシードライバーの野原葉(伊藤沙莉)は、お客を一人乗せて、夜の街を走っていた。
客が「トイレに行きたい」というので、公共ホールの前で停めて、客が用を足す間、ホールの中へ入っていった。
誰もいないと思っていたステージの上では、男性(池松壮亮)がひとり踊っていた。
男の名は佐伯照生。
脚を痛めてダンサーを諦め、いまはステージの照明スタッフをしている。
照生と葉は、以前、付き合っていた。
そのことを思い出す・・・
というところからはじまる物語で、7月26日という特別な一日(照生の誕生日)を、過去へと遡って、5年だか6年だかを描いていきます。
東京テアトルの製作・配給で、昨年ヒットした『花束みたいな恋をした』の二匹目を狙った企画だという感じだが、作品から受ける印象は、かなり異なります。
『花束』の方が一般的な観客(テアトル系に足を運ばなそうな観客)に向けたものだとしたら、本作は、かつての「渋谷系」観客向けといったところ(なにせ、ベースにジム・ジャームッシュ監督作『ナイト・オン・ザ・プラネット』があるからね)。
どちらがいい・悪いということはないのだけど、本作の方が、よりリアルな感じがする。
けれど、ちょっと映画としては、首をひねるようなところが無きにしも非ずで、『ちょっと思い出しただけ』というタイトルが示す、思い出している「現在」が幸せなのかどうなのか。
そこいらあたりが微妙で、過去も幸せだったが、現在も幸せだ、だから「ちょっと思い出しただけ」、という感じになっていない。
これは回想に戻る前の描写が、あまり幸せでないようにみえるからなのだろう。
また、作劇的に、7月26日の一日を切り取って、過去へ戻り・・・という作劇が必要だったのか。
出逢ったころからはじめて、現在へ、という作劇の方が、すんなりしたと思うのだが、そうすると『花束』とまるっきり同じになってしまう、と製作サイドが感じたからなのだろうか。
で、最後に決定的なのだが、「ちょっと思い出しただけ」は、誰が思い出したのか。
物語のはじめと終わりから考えれば、思い出したのは葉のはずなのに、過去のシーンは常に7月26日の照生の部屋から始まる。
そこには葉がいないことが多い。
これでは、葉が思い出しているようにみえない。
脚本として、推敲ができていないような印象を受けてしまう。
と、いみじくも葉が照生と出逢ったときに言った言葉のとおり、
「よくわからないけど、この舞台(映画)に、ダンス(前に戻るという構成・仕掛け)が必要だったのかなぁ。それにダンス(構成・仕掛け)が綺麗すぎるというか・・・」
って感じ。
誕生日という特別な一日も普通の生活が続いている・・・
狙いは良かったんですが、腑に落ちないですよ、いくつかの点でね。
観終わったあとに、もやっとしたものが残りました。
ちょっと思いだしただけだから…
一口で言うと、「逆再生!花束みたいな恋をした」みたいなことになるんでしょうか?
長い年月のバラバラな一場面を切って張ってつなぐことで、一方向のテーマが浮かび上がってくる。兼ねてから映画で使われる物語の編集技法です。この技法で印象的だったのはダニー・ボイル版の「スティーブ・ジョブズ」。あの作品では、ジョブズが新作発表をする日だけを年代ごとに切り取り、それぞれの時期のジョブズと周囲との関わりを見せることで、ジョブズという人物を描いていました。
本作の面白い点は、誕生日という1日を切り取り、更に時系列を逆にして遡っていくというところです。
誕生日という定点を観測することで、ルーティンや環境の変化が分かりやすくなっているということに加え、時系列が逆になっているため、遡るたびに、「あー、そういうことか」と伏線回収の連続のような作りになっており、観ていて飽きません。
また、時系列が逆になっていることで、進めば進むほど二人の関係が愛おしく切ないものに感じてしまいます。これは逆再生効果が抜群に効いてますね。エターナルサンシャインを彷彿としました。
二人が出会う日は、まだ照生が住んでいないアパートの中から始まり、そのアパートの住人が公園のベンチに座る男(永瀬正敏)に挨拶をする。
この一連の流れに、この作品の秀逸さを観たように感じました。映画の主役はもちろん葉と照生ですが、二人が出会う前から世界は当たり前のように存在している。そうした世界と二人が繋がって、二人も、世界も変化していく。
僕らはみんな関係しあっているんだな、過去から現在までの全てが僕自身なんだな、、と。なんだかありがたい気持ちに包まれました。
ラスト、葉は現在の姿で照生と踊る幻想を振り切り、繰り返される7月26日を抜け出し、タクシーを走らせ、明日(家族と住む家)へと向かっていきます。
過去を振り返えって、愛しくて切なく堪らない気持ちに後ろ髪を引かれつつも、「いや、ちょっと思い出しただけだから!」と強がり半分に前を向く。こんな経験ってあるなぁ、と深い共感を呼びます。
照生に関しては、ステージでダンスを踊ってみたりと、まだ過去への未練は強いようです。長瀬さんに関しては「その日」に留まることを選んだようで、過去との向き合い方は人それぞれなんだな、、と。
鑑賞後の余韻がたまらない。素敵な映画でした。
伊藤沙莉七変化
ある2人の6年をある1日だけを切り取って見せていく作品。
しかもこの作品のミソはその年を徐々に遡っていって最後に現代に戻ってくるという構成。
元となった曲は知らないのだが全てを見た後に「ちょっと思い出しただけ」というタイトルを見ると「なるほど」という不思議な爽快感がある。
まず冒頭コロナ禍の描写が徹底されていていい。
全ての人がマスクをつけていてそれは主人公の2人も例外ではない。
マスクを外すにもそれなりの理由があってリアリティ溢れている。
これによって物語に一気に引き込まれる。
そして終演後の舞台でダンスを踊ってる照生を葉が目撃して次のシーンに移り変わるとここまで徹底したコロナ禍描写のもうひとつの狙いに気づく。
そう、時が遡ってる回想であることを一目でわからせるための仕掛けでもあったのだ。
ここからこういう“仕掛け”を探しながら見るととても楽しい。
もちろん普通に見ていても楽しいのだが、「ここがこうつながってるんだ」という発見をしながら見るのが宝探しのようで楽しい。
お話自体もどこにでもありふれたカップルの話なのだが不思議と見れてしまう。
特に伊藤沙莉さんがいろんな姿を見せてくれてとても楽しい。
ラブラブな時、少し冷めてる時、怒鳴った時、甘えてる時、新人の頃、ちょっとツッコム時、いろんな表情を見せてくれる。
この伊藤沙莉さんを見るだけでも1800円の価値あり。
個人的にニューヨークの屋敷さんが伊藤沙莉さん(オズワルド伊藤さんの妹)に「これ運命ですわ。一生幸せにします。」と言ってるシーンがお笑い好きとしてツボだった。
ラジオを聴いてた大関れいかさんが出てきたのも嬉しい。
ずっと忘れてただけ
松居大悟監督がロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観が
自身のオールタイムベストに挙げる、
ジム・ジャームッシュ監督の代表作のひとつ
「ナイト・オン・ザ・プラネット」
に着想を得て書き上げた新曲「Night on the Planet」
に触発され書き上げたオリジナル脚本。
今をときめく池松壮亮と伊藤沙莉主演で映画化。
初めてのオリジナルラブストーリー……
らしい。
名作「ナイト・オン・ザ・プラネット」
って聞いたら気になるでしょ!
そして思わせぶりな映画タイトル。
この手のふんわりした映画… 大好物です!
派手な演出のない眈々とした流れで
過去の日々が目の前を過ぎて行く。
ぼ〜っとしながら観てられる。
それがいい。
この二人の声は魅力的だ。
記憶に残る声だ。
思わず笑ってしまった場面。
まさかの床屋のシーン。
篠原篤出てるとは。なんか嬉しかった。
母親とのやりとり超ウケた。方言丸出しやん!笑
笑いは重要だ。
ラスト静かな朝、陽が昇る朝焼け空をバックにタイトルがドン。
「ちょっと思い出しただけ」
ちょっとどころではなかったけどね。
それにしても
「ナイト・オン・ザ・プラネット」ごっこ。
思わずニヤニヤ。
私もこんなことしてみたかったな。
めっちゃ楽しそうやん。
この二人がとても羨ましく思えた。
素敵な時間。いい思い出。
あとからじわじわ切なくなった。
あ〜あ。
恋がしたい…
伊藤沙莉の声に魅かれてる。 4/27(水)再鑑賞。
映画の最後のほうで出会ったばかりの2人が夜の商店街で踊る場面。2人のシルエットがシャッターで揺れる。ありふれた場面なのに突然ジーンときて感動した。今まで見てきた2人の思い出に対してなんとなく感慨深い想いを抱いたという感じだ。まさに映画のタイトルどおりの『ちょっと思い出しただけ』。この後すぐ2021年の伊藤沙莉が舞台で踊る池松壮亮を見つめる顔が映るけど泣き顔ではない。やはり『ちょっと思い出しただけ』なのだろう。だけど何の感情もわかないわけではない。イロイロ思い出して感慨深いというのがピッタシだ。私としては伊藤沙莉さんに感情移入したというより、監督の思わくどおりに “まんまと誘導された” と言う感じだ。だけど別にイヤな感じはしない。すごくイイ映画を見た気分だ。伊藤沙莉さん主演の映画を見たのは初めてだけど代表作と言ってもいいのではないか?
◆ 「あんまり分からなかったけど去年 ジム・ジャームッシュ特集を背伸びして見たのが役立った。」と最初は思ったけど、もし見てなくても『ちょっと思い出しただけ』を見たときの私の感動は変わらなかっただろうと思い直した。 “整備工になりたいから映画スターになる誘いを断る話” や ”ヘルシンキの酔っぱらい3人組の話“を知らなくても関係ない。私はそれらを2人の思い出の場面として見たから、もし私が見てない映画を元にしていても問題はない。
永瀬正敏さんは去年のジム特集で知った、ナーイス 👍️。
成田凌さん笑えた。
◆私は2度見たのですが、1回目は2021年から1年ずつさかのぼること、そして各年も7/26 一日しか描かれてないことをテルオが足を引きずってる場面まで気付かなかったオタンコナスです ♪ヽ(´▽`)/ 。 気が付くの遅すぎ。
《追記》 4/27(水)
今作とラストが同じ作品 : 『 ララランド』(2017) 『 カフェ ソサエティ 』(2017) 『ローマの休日』 (1954,2017午前10時)
2017(平29)この順番で見た ( 『ローマ』 は以前に見てるが2017年はこの順番)
『カフェ ソサエティ』 のラストを見たとき、 『ララランド』 のラストと同じだと思った。 どちらもラストで感動した。 だけど『カフェ ソサエティ』のほうが、映画としての完成度が高く、出来が良いと思った。(ムダがないという意味)。 ウッディ・アレンだから当然。
最後に 以前に何度も見てる 『ローマの休日』 のラストシーンでひっくり返って驚いた。『ラララ』 『カフェ』と同じではないか。 60年以上昔から同じことやってるんだ。
以前、シェイクスピアでアイデアは出尽くしていると聞いたことがある。 こういう事なんだなと思った。 シェイクスピアだって、ギリシャ・ローマ時代にアイデアは出尽くしていると思って悩んだのではないかと考えた (根拠はない)。
映画をたくさん見ている人がよく、 「目新しさがない」 「既視感がある」 と言ってるのは、たくさんの映画を見てしまったことによる○○なのだ。 ( ○○に入る言葉が思いつかない。 2文字とは限らない )。 多くの映画を見て感動してきたから、既視感があって新しい映画に感動出来なくなるとは喜劇だ。 映画をたくさん見てしまうのも良し悪しだ。 アニメはあまり見ないけど、アニメのレビューに、 「目新しさがない」 「既視感がある」 というのが多い気がする。
2021/2/11(金) A
. 2/16(水) A
. 4/27(水) ⛅ 吉 アップリンク
評判良すぎ。
見る予定は無かったけど、評判が良いので見てみました。
時間軸が過去に逆行しているって気付くまで変な違和感が有りました。
とある男女の日常をただただ描いた映画ですね。
悪くは無いんだけど、私にはそこまで良いとは感じませんでした。
映画を見たオマケで、映画後にQRコードが表示されます。それを読み取ると特典映像?が見れるそうです。
でも、スマホを取り出してる内に消えちゃうから、用意してないと無理なんですよ。何だかなぁ〜。
好きな人と観るのがオススメ
本当は公開初日に観たかった映画✨
池松君、沙莉ちゃんのダブルキャストが
もう楽しみで
楽しみで
仕方なかったです笑
演技だとわかっていても
本当に自然で
本当に実在して居る
そんな二人で素敵でした
映画館でマスクの下はニヤニヤしてました
ニューヨークの屋敷さんがめっちゃ良かった笑
いる!
居るそんな人!
永瀬正敏さんが本当にせつない男性役
そして妻役神野三鈴さんの贅沢使い
本当に少しだけの出演
夫婦や、恋人や、好きな人と観るのが良いですね😊✨
追記
今回、松居大悟監督作品常連の滝藤賢一さん出てなかったような、、、
そして、ナイトオンザプラネット本編が流れたのは凄いと思った!許可とるの大変そう
以下ちょっとネタバレ
テルオが住む前はタクシーのお客さん
離婚した人が住んでたのか
奥さん誰だったのか
そして、酔っぱらい3人に葉が怒るシーンめっちゃウケた笑
冗談でーす
がツボ👍
終わってしまった幸せな時間ほど、振り返ると切ないね
亡くなった人とかペットとの思い出を振り返る時、それがすごく楽しかったり、幸せに満ちたものであるほど、もう二度と手に入らない時間だと知ってるから強烈に切なくなるって感じ、ありますよね。
この映画は「恋愛が終わり、なんでもない日常にもどったところ」から時間をさかのぼり、二人の別れ、そして徐々に幸せだった恋愛の日々を描いていきます。つまり映画の進行ではハッピーエンドに向かうんです。
でも、同時に観客である私たちは、これが二度と戻らない幸福な時間だということを知っています。だから二人が愛し合い、幸せになっていくほど哀愁を感じてしまうんでしょうかね。
池松壮亮と伊藤沙莉の演技が上手すぎて、幸せと切なさを同じだけたくさん感じられる、なんとも素敵な映画です。
セピア色が似合う2人
一時の感情により別れという決断をした2人。
その彼氏の姿をたまたま見かけたときに心に込み上げて消えるいろいろな想いを彼の誕生日を基軸にプレイバックする。
走馬灯の様に2人の恋が色鮮やかに蘇る感じがとても素敵でラストのいまを生きる姿もいい感じです。
また女性目線からの物語になってることが切なさを盛り上げてる様に思います。
自己投影できるステキな作品
ひょんなことから元彼の姿を一瞬見かけてしまって、元彼との6年間の日々を思い出すとある日の出来事。
似た経験はなくとも、こんな感情があったなあ、と自己と重ねることができる。そして、それが恥ずかしく懐かしい記憶だった。
また、大好きな伊藤沙莉さんと池松壮亮さんの演技は太鼓判。セリフなんかなくて、2人の自然体を写しててすごく素敵だった。
女性がタクシー運転手、男性がダンサーという稀な設定も違和感なく描かれていて、ストーリー展開のほど良いスパイスになっている。
また観たい。し、何年経っても定期的に見返したい。
そんな作品でした。
心地よい余韻 2人の共演をまた観たい
なんかちょっと思い出しちゃった…
その時にしかない空気や景色
色や音や匂い
いつのまにか歳をとっていくけれど
記憶はこころの奥のほうで
小さくてあたたかい炎みたいに
揺れ続ける
遠くないどこかにある
切なさや
やさしさや
寂しさや
うれしさが
折り混ざっていく感情の波って
人ならではのたからものだとおもう
それらを
おおらかにうけとめることが
できてるかな
って
エンドロールのせまった
朝焼けを眺め
考えた
世の中の変化を
味わい
誠実にあわてずに
折り合いをつけながら
柔軟にアレンジできたら
とおもう
過去と今でできている
せっかくの自分だからね
池松さんと伊藤さん
なんだかぴったりなお二人
タバコ吸っていい?ダメ?どっち?
『劇場』とか『花束みたいな恋をした』とか、出会いから別れまでをリアルに切なく描いた映画は最近の流行なのかなぁ~と感じる今日この頃。時系列逆回転の『メメント』を想起させるような手法で、『ナイト・オン・ザ・プラネット』と『パターソン』をリスペクトした恋愛映画が誕生した!と感じた。伊藤沙莉が気になる女優No.1のkossyとしても、現役タクシー運転手のkossyとしても迂闊に感想を書けないのでジム・ジャームッシュの作品を見直さないわけにはいかなかった。
金沢の女性タクシードライバーはヨウコという名前が多い。主人公・葉(伊藤)の名前ももしかしたら縁があるのかもしれないと感じたけど、これは同時刻5章立ての『ナイト~』のNY編の客ヨーヨーから取ったものだろう。そして笛を吹くシーンや急ブレーキ等々。LA編はそのままTV鑑賞してるシーンや葉と照生のやり取りにそのまま使われているし、「映画スターになる気はない?」というジーナ・ローランズの台詞も生かしてある。「運転手の後は整備工になる」と人生設計を立てているウィノナ・ライダーそのもののキャラでもあった。
また、パリ編からネタは「環七を避けていいですか?」という運転手の道順選択、ローマ編でのオネエたちの様子、ヘルシンキ編では渋川清彦を含む3人の酔っ払いがそのまま使われていた。ラブストーリー部分はクリープハイプの同名曲の歌詞そのまま・・・
永瀬正敏の出演は意外だったけど、彼はまたジム・ジャームッシュに愛されてきた日本人俳優。ここまでジムを敬愛した邦画作品はないだろう。そして、日常生活においては同じことを繰り返す『パターソン』を思い出した。ちょっとだけ。
7月26日が誕生日の照生。その7月26日を現在から過去にまで遡って葉目線で描いたもので、最初は時系列を掴みづらいがデジタル時計の曜日に注目し、タクシーをよく観察すると仕掛けが分かってくる。みんながマスクしている現在のJPN TAXI(タクシー内のビニールシートの有無も)からコンフォートへと戻って行くのです。こだわりは初乗り運賃730円というところまで。
ほとんどの人が経験する苦い恋。これを思い出す形で逆順に出会いまで遡るのも見事だし、それを1年ごとの同じ日を選ぶのも凄い。座・高円寺の劇場と照生のアパートを中心にし、ターニングポイントの日とケーキが絶妙なのだ。ちょっと驚いたのは出会いからキスするまでが1年もかかっていたということ。『ウエスト・サイド・ストーリー』とはえらい差だ。
運転手として、客とのリアルな会話にも驚かされたし、コロナ禍の現在において、マスクをしていない過去を懐かしむというのもリアリティが溢れていた。しかも、後ろ向きでは決してない。誰だってそれなりの人生設計を立てて、未来を見つめているのだから。
若い監督の割にかなり大人向けの作品だとは思うけど、今を経験している人たち全てに見て貰いたい作品でもありました。ただ、ジャームッシュの映画はタクシーが全面的禁煙になる以前のものだから、タバコだけは違和感あり。でも泣いた。クリープハイプの同名曲のPV(伊藤沙莉主演)もいい!
心の声が
まだまだ若いと思ってる年寄りですけどこの作品好きです。面白かったです。
池松壮亮と伊藤沙莉好きです。
他の方も書いてましたが、私も気づくの遅かったです。
時計だけじゃなくて、何年、何年て字幕入れてくれた方が親切かなと思いましたが、敢えてああしているんでしょうね。時代を映しているというか、主人公だけじゃなく少ししか登場しない人の人生まで想像してしまう、いい映画でした。脇役豪華すぎて持っていかれそう。そんな中でも屋敷さんいい感じでしたね。
きれいな子だなと思ってたらビート板でした。
「もう若くないと思ってる若い人が好きそうな作品じゃ〜ん。漫画原作の実写化かテレビドラマの映画版の他は、恋愛あるあるばっかりだな。若いんだからもっとパワーのある、世の中変えるような作品を作ったらどうなんだ〜。イーストウッド90才だぜ〜。」
心の声、書いちゃってるよ〜。(オズワルド伊藤風)
全64件中、21~40件目を表示