劇場公開日 2022年2月11日

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「池松壮亮、伊藤沙莉らと誠実に撮った松居大悟の心意気」ちょっと思い出しただけ 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0池松壮亮、伊藤沙莉らと誠実に撮った松居大悟の心意気

2022年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

製作のきっかけはジム・ジャームッシュにまつわるあれこれだったかもしれないが、これは紛れもなく令和の、そしてコロナ禍の日本で生きる人々に誠実に向き合った製作陣だからこそ、すくい取る事が出来た作品といえるのではないだろうか。
誠実にも向き合ったし、妥協もしなかったのだろう。
当初はタクシードライバーが男性、ダンサーから裏方へ回るのが女性という設定だったが、伊藤沙莉の出演が決まると「男女逆の方が……」と柔軟性を発揮し、設定を入れ替えたそう。
池松壮亮と伊藤沙莉が良いのはもちろんだが、作品に余白を与えてくれる國村隼、永瀬正敏の存在感はさすが。そして、新鋭・河合優実は長尺ではないものの充分に非凡なものを見せてくれた。
そして、それらをまとめあげた松居大悟の力量には感服。

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大塚史貴