「沢田研二と松たか子はいらないかな…⭐︎」土を喰らう十二ヵ月 ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)
沢田研二と松たか子はいらないかな…⭐︎
冒頭、松たか子が沢田研二(恋人という設定⁈)のもたに編集者として通うところから物語が始まる。
まず、この時にながれるジャズっぽいBGMが個人的には何なん???というくらいに場違いな感じ。
他の方がコメントされているように沢田研二は老いたるとはいえ健康的で、体力もありそう。
まぁ、セリフが朗読風の部分が多くて、「キネマの神様」のほど演技とセリフ回しの下手さが
目立たなく良かった。
それよりも、土井善晴監修の料理と古民家の台所の佇まい。
それに伴う普段使いされている器の数々か素晴らしい。
二十四節気を絡めて見られる、ロケ地白馬村の自然の美しさ…
映像も良く、本当にみとれてしまう。
それだけで、後はジャズ以外のBGMで充分映画として楽しめるものだった。
特筆すべきは、義母役の奈良岡朋子。
心も体も強く真っ直ぐな女性を体現していて、感動してしまった。
自然・台所そして料理。
これがこの映画の全てに思える。
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