「浪花節」西成ゴローの四億円 死闘篇 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
浪花節
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前作で出自が明らかになると共に記憶が戻ってきた西成のゴローが、残りの2億強を稼ぐ為に奔走する中で秘密結社テンキングスに絡まれて行く話。
いきなりちょっと安っぽいテンキングスの紹介に始まるし、引き受けた仕事の報酬を得ると共に殺した相手が持つ金目のものを売り捌いていたゴローが、ハーレーに乗ってるはポルシェを手にするは仕事の内容も…とちょっとチャラくなっていたしで、前作よりシリアスさが薄くなりコメディ要素が増した感じを受ける。
更には前作のフィクサーがまだ片付いていないのに、又々大物ウーソンクー会長とか、COVID-19ならぬNAVID-17=ナギラウイルスとかちょっと詰め込み過ぎだし、闇金姉妹がそこまでやれるんならゴローに頼まんでも…ねぇ。
とはいえ、結果あっちもこっちもとグチャグチャにはなっていなかったし、フィクサーとの絡みは意外な方向に転がるし、これ単体でみたら前作より安っぽくなってしまったイメージだけど、これはこれで面白かったし、ちゃんと終わらせてくれたしで良かったかな。
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